プロジェクトDVD!




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Ulead VideoStudio & Ulead DVD MovieWriter Advance>
によるDVテープからDVD−R作成への道
 

(前編 DCR-PC105K購入記へ)

奮闘編「プロジェクトDVD!」 2004.2.3〜 不定期日記より

2004年2月3日(火) -first-

 かくして,みけねこは,クンクンのビデオのDVD化をまず企んだのであった。

1.あのクソ高い(ク〜)IEEE1394ボードをパソコン(愛機”みけねこウルトラモンスターゴージャス号改”)にくっつける。Windows2000の標準ドライバが組み込まれる。
2.
DCR-PC105KとパソコンをDV CINEMA付属のiLINK(IEEE1394)ケーブルでつなぐ。
3.インストールした”
UleadMovieWriter Ver.1.5SE”を起動し,ヤマカンであちこちクリック!

 おおっ!パソコンの”MovieWriter”の画面から,ビデオカメラが操作出来るじゃん。これは世界の常識なのでしょうが,みけねこは知らなかった。

 ”MovieWriter”の操作の仕方はよく分からない(だいたい,マニュアルもないですしね)ですけど,いつものように霊感ヤマカン第六感で,やるどー。さっそく,キャプチャ(ビデオカメラからパソコンに映像を取り込むコト)をしようと,テープを巻き戻してボタンをポチリ。うん。確かAVI形式でやるんですな。やっとるやっとる・・・れれっ。止まった。エラーだ。何回やっても止まっちゃう。お〜の〜れ〜。

 激怒したみけねこは,DVDマルチドライブのオマケでついてきた”UleadVideoStudio6.0SE”をパソコンにインストールした。こうなりゃこっちでキャプチャーしたるでぇ!またもや,霊感オペレーションでキャプチャ開始。・・・やっぱり,数分で止まっちゃった。
 みけねこの経験では,原因不明であるこういう場合は,別なパソコンでやってみるに限るのです。ひどくオーバークロックしている”ゴージャス号”からIEEE1394ボードをバリッと抜くと,絶対安定サブマシンである『おナース号』にブスリと差し込み,上と同じ作業を行う。
 ウム...今度は何故かキャプチャが問題なく出来る。──しっかし,AVIファイルって,1分間で280M。1時間で13.8Gになっちゃうんですってね。ブルブル。

 さて。これからこのドでかいファイルを分割して,それぞれタイトルを入れて,チャプター分けしたメニューを作りたいのだが...ご先祖の遺言により,マニュアル全然見ない主義のみけねことしては,どうすればいいのでしょう?フナフナ。

2004年2月5日(木) -second-

 ”UleadMovieWriter Ver.1.5SE”のヘルプを見ていて,極めて重要な問題に気づいちゃった。オーサリングソフト(オサルリングとは何か?それは聞かないで欲しい)であるこのソフト,それぞれのチャプターの最初にテキストを入れることが出来ないみたい。そういうマニアックなことをしたい愚かなるヲタクは,ビデオ編集ソフトである”UleadVideoStudio6.0SE”を使わなくちゃならないみたい。ハフー。・・・プロジェクトDVDの道,遠しですなァ。

 ”UleadVideoStudio6.0SE”の使い方が分からなくて,ヤケになったみけねこは,「Z式バカでもワカール」シリーズでもないかと,簡単な解説本を探しに本屋に出かけた。でも,この分野って意外とないもんなんですなァ。デジカメの本ならいくらでもあるのだが。ようやく,”UleadVideoStudio7”のはありましたけど,みけねこの持っているのは,その前バージョンの”6”の,しかも機能限定版の悲しく貧しき”SE”なのだ。
 結局,”
6”をチョッピリだけ紹介している薄っペラな980円の解説本をメッケて買ってはみたものの,あの「バカでもワカール」シリーズよりもさらに超初心者向け。マウスの右ボタンと左ボタンの違いについて,10ページも解説してるような本であった...グヌヌ。約にたたん!
 その後,”
UleadVideoStudio6.0SE”のCDの中を見ていたら,その中にPDFのマニュアルが入っているのを遅ればせながら発見した次第。でも読みづらいのぅ。

 作業はこんな感じ。

1.”UleadVideoStudio6.0SE”で,キャプチャ。DVテープ2本分,AVIファイルで13Gと6Gになっちゃった。
2.概ね日付毎にビデオクリップを分割。なんと29コに分割することとなっちゃった。ショエー!
 内容を見ながら,ここだ!というところで分割ボタンをペシペシ押すのだ,どこで分割すべきかとても微妙な作業なのだ。
2.分割したビデオクリップの先頭に,タイトル文字をせっせと入れていく。
 ああ。しんどいの〜。退屈で機械的な単純労働で,しかも時間がかかる。やっとれませんなァ。

 実は,時間の合間合間にチョコチョコやっていたので,ここまでの作業で数日かかってしまった。ヒーン。

2004年2月7日(土) -third-

 いよいよ”UleadVideoStudio6.0SE”の完了ステップへノコノコ進む。AVIファイル→MPEG2ファイルにエンコードしようとしたのだが,やっぱりゴ〜ジャス号では何度やっても数分で落ちちゃう。これもおナース号でやるほかないのか?と思って,試しにゴ〜ジャス号のCPUを定格(Athlon XP 2500+)に戻したらうまくいくじゃん。やっぱりなァ・・・あのパソコン厨房で買ったパンルクのメンモリが原因に違いなし。

4.エンコード。これがおっそろしいほど時間がかかる。4時間くらいかけて,二本の合計19GのAVIファイルは,一本の3.8GのMPEG2ファイルになった。よっしゃ。DVDに焼くのにちょうどいいサイズだ。偶然にしてですが。

 ──朝となり,めでたくエンコードが完了していた。確か自動的にプラグインが立ち上がって,チャプターメニューが作れるハズなのだが・・・あれー。そんな画面ないじゃん。できん出来んぞ。ぶっ壊れとる...激怒したみけねこは,”UleadVideoStudio6.0SE”のPDFマニュアルをジックリ読みかえした結果,原因がようやく判明した。機能制限版の”SE”は,メニュー作りの機能が省かれているのだ。そりゃまあ,基本的にオマケソフトですからなぁ。やりたい人は高額の製品版を買えってコトなのだ。

 しかたなく,今度は,(やっぱりオマケソフトの)”UleadMovieWriter Ver.1.5SE”を立ち上げて作業再開。オーサリングソフトのこれなら必ず出来るハズ。

5.MPEG2ファイルの中の29のビデオクリップ。ウィザードでテンプレートを選んで,メニュー作成。自動的にスイスイやってくれる。思ったより簡単でアッサリ。
6.DVD−Rに書き出し。3.8GのMPEG2ファイルは,自動的に4つのVOBファイルに分割され(通常,DVDのファイルは1ファイル1Gまでなのだ)となり,勝手にDVD−Rの”VIDEO_TS”フォルダにおさめられた。

 これにて,クンクンのDVD化プロジェクト完了せり。ちょっと,メニュー構成も安易ですが。もう疲れちゃったから,これ以上やるのよそっと。
 今回,ソフト二本を交互に(ついでにパソコンまで交互に)使いながらやったけど,最新の”
DVD MovieWriter Advance”を買えば,一発で簡単に出来るかもしれませんね──グフフ。

2004年2月12日(木) -fourth-

 シツコク,さらなるDVD作りを目論んだみけねこは,”Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”をダウンロードしてみた。今度はこれでやってみるとしよう。体験版なので,1ヶ月試用が出来る。オラはやるのだ。神よ。ご照覧あれ!
 
1.”
Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”を起動。AVI形式にして,「シーン検出でビデオを検出」にチェックを入れて(こうしておくと,DVテープの日付やシーンで自動分割してAVIファイルがはき出されるので,後でメニュー作りが楽になるに違いないと睨んだのである)キャプチャ開始じゃ。「レッツ!コンバイーン」

2.キタキタ。ミナミミナミ。1本目・・・145ファイル。2本目・・・204ファイル。確かにちょっぴりづつ撮ったのは認めるけど,少々多いかも。

3.”Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”の「ビデオの追加」ボタンを押し,HDの中にキャプチャしたAVIファイルを,ビデオクリップとして画面に読み込む...れれっ。まとめて指定すると,なぜか逆順で並んじゃうジャン。これは”UleadVideoStudio6.0SE”でも同じだった。ったく,Uleadめ。わざわざ使いづらく作りおって。 絶対イジワルでわざとやってるに違いない。仕方なく,一つ一つ手作業でファイルを読み出す。そこで,大問題発生。ビデオクリップは,最高99ファイルしか読めない制限があるじゃないですか。聞いてネーヨ。しゃーない。とりあえず30ファイルくらいを読み込んでみる。「パイルダーオン!」

4.テキストや効果をビデオクリップに追加していく。既に分割された状態でビデオクリップが読み込まれているので,これは実にラクチン。操作性も”Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”は,最新でるだけになかなかだ。

5.ちょうどまとまりがいいビデオクリップ22個分を,とりあえず一本のMPEG2ファイルにエンコードする・・・しかし,”Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”では,VODファイルやらISOファイルを作ってしまった。単純なAVIファイル→MPEG2ファイルへのエンコードが出来ないようだ。ンガー

6.”UleadVideoStudio6.0SE”を起動してやり直し。これでしたら,単純なMPEG2ファイルのエンコードはオトクイだ。しっかし,これは操作性が結構悪いんだよなァ。テキスト貼り付けるのもやりずれ〜。帯に短し襷に長し。

7.最後に,(またもや)”Ulead DVD MovieWriter Advance体験版”に戻って,ステキでキュートなメニューを作って,DVD−Rにはき出させる。


メニューはこんな具合ですなぁ。

 この作業で,(毎日ちょっぴりづつやって)またも1週間近くかかってしまった (あと,スイス編とフランス編があるし)。フナフナフナ〜。

2004年2月14日(土) -fifth-

 さて,欲しくて仕方なくなっちゃった”Ulead DVD MovieWriter Advance”は,いくらするんでしょうか...14,800円!桁が間違っとるっ!価格.comの最安値でも10,796円(送料代引手数料含まず)。ハフー。
 みけねこは,深いため息をついた。こんなにお金を出すくらいなら死んじゃった方がましだよ・・・

 しかし名案を思いついたのである。グフフ...秋葉原のインド人か中国人から・・・ってわけにもいかないので,DVDドライブとかについてくるオマケソフトはどうだろう?(多少いらない機能が削除された)限定版でも,さほど製品版とは変わりませんしね。

 よさそうなのは,これじゃー っ!→アイ・オー・データ”DVR-ABH8

 全てのドライブに対応した日立製作所製の「GSA-4082B」を採用した最新のスーパーマルチドライブ。DVD-Rライト8倍速。残念ながら殻付きRAMには対応してないものの,DVD-RAMライト3倍速。定価27,500円。2月20日発売予定。添付ソフトは次のとおり(値段は,SE版や機能限定版でない通常価格で想定した)。
 「
Ulead DVD MovieWriter Advance SE」:サルの赤ちゃんでも操作簡単のオーサリングソフト(14,800円)
 「
Ulead VideoStudio 7 SE」:とっても難しそうな編集ソフト(14,800円)
 「
Ulead DVD DiskRecorder SE」:DVDレコーダーで録画したディスクに映像を追記編集(12,800円。2月20日発売予定)
 「
Ulead DVD Player」(オマケ)「PhotoImpact 8 SE」(14,800円)「COOL3D 3.0 SE」(12,800円。でもあまり役立たず)「B's Recorder GOLD BASIC Ver.7」(9,800円)「B's CLiP5」(4,800円。ただし,トラブル多くインストールはお勧めしない)「Photoshop Album Mini」(タダ)その他。

 ソフトの価値だけ考えても,絶対お買い得だろう。マルチドライブは,(古いやつだが32,800円も出したんじゃった)もう持っていたのだが──これはおナース号に移植することにした。一晩かかるエンコード作業などはおナース号にお願いしてもいいですしね。

 そして,震える指でポチリと押したのある。ソフマップのオンラインショッピングで24,799円(税抜き,送料無料,3,720ルビー(スゲー。宝石だぜ)ポイント,2%ネットマイル付き。 (相変わらず,PC-SUCCESSあたりが最安値だったが,ここでは買わない方がいいだろうし)──でもなんか,半分無駄遣いだったよーなとか,チョッピリ後悔してたりして。

2004年3月17日(水) -seventh-

 ようやく,DVD作りのパターンを見つけた。使用ソフトは次の2本。基本的方針は,せっかくDVD化するのだから,枚数は考えずに出来るだけ高画質を保持する。

●「Ulead VideoStudio 7 SE」
 編集機能に優れている。ビデオ分割も行いやすい。機能制限がなければ,これ一本でいいのだが。

●「
Ulead DVD MovieWriter Advance SE
 こだわった編集が不要ならば,やっぱりこれ一本で充分。タイトル入れくらいは容易に出来る。音声のAC-3(圧縮効果がいい)が省略されているのが残念。

 

1.Ulead VideoStudio 7 SE」の「キャプチャ画面」よりキャプチャ。
 極力,画質を保持するために,AVI形式でキャプチャする。数ギガになるのは覚悟で,シーン分割はしない(勝手に数ファイル(4G毎)に分割される場合があるので,
Ureadのページよりアップデートパッチを適用させておくこと。

2.「編集画面」で,必要なシーン毎に分割し,ビデオクリップを分ける。ビデオクリップ間に好きなトランザクション効果を入れる。これがなかなか愉快。
 (メニュー用に一枚静止画を保存しておくといいかも)

3.「タイトル画面」で,途中途中に文字入れをする。

4.「完了画面」で,「ビデオファイルを作成」を選び,MPEG2ファイル(ビデオクリップがくっついて,1ファイルとなる)を作成する。
 *機能制限されているSE版である
Ulead VideoStudio 7 SE」は,ここで「ディスクを作成」が選べないため,メニュー作り&DVD−R焼きは,Ulead DVD MovieWriter Advance SE」を使用する。

5.Ulead VideoStudio 7 SE」の「新規にディスクを作成する」を選び,「メニュー画面」から「ビデオを追加」ボタンを押し,先ほど作成したMPEG2ファイルを選択する。

6.「編集画面」で,DVDのメニューとするために,必要なシーン毎に分割する。←ここ。二度手間。
 (さらに,「メニュー画面」より,「チャプタの追加/編集」→「自動」で,チャプタを追加するも可)

7.「メニュー画面」で,メニューテンプレートを選んだり,タイトルや背景,説明を入力する。

8.「メニュー画面」より,「次へ」ボタン・・・と次々押して行き,DVD−Rを作成する。

 

 

(続く・・・)


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