2007年3月17日(土)〜18日(日)の旅
今回の旅行は、(イメージトレーニングを含め)かなりの準備不足。実は、前にいただいた旅行券が三月いっぱいで有効期限が切れちゃうので、あわてて企画した旅行なのである。
数日前からクンクンに、『遊園地にお泊まりで行くんだよ』と周知してきたため、夕べも「はやくねないと。ゆうえんちいくの」「ゆきだるまつくるの」と楽しみにしている様子。でも、そう言っている割には、 またも寝かせるのに十時半までかかってしまった。歯磨きやお風呂をなんとか済ませて、電気を消して添い寝した後も、「おちゃっ(飲みたい)」とか「プレゼント(プーさん のコト)もってくるっ」とか言って、小一時間は寝てくれないのだ。いつも。
2007年3月17日(土)
9:18。思ったよりも早く家を出ることが出来た。晴天だが雲多く、暖冬にしては 肌寒い日。
温泉の泉質を誇る栃木県馬頭町・・・だと思ったら那珂川市を通り、みけねこの大好きな湯津上村の街道(ここは看板が面白いのだ)・・・と思ったら大田原市を過ぎて。久しぶりに通ると、いつの間にか平成の大合併で市町村名が変わってしまっているのに気づく。
みけねこの承諾もなしで勝手に那須塩原市になってしまった(確か)旧・黒磯市から国道4号線へ。那須に行くのは何年ぶりだろうか?でも、今は那須町じゃなくて、胡瓜市とかに変わっているのではないかと、少々不安にかられた。
暖冬で雪不足とは聞いていたが、次第に近づく那須岳は、白いところがチョッピリ(黒いところがタップリ)。道路の端々に、数日前に降ったらしい白が僅かに残っていた。
眠くなってきたらしいクンクン。間もなく着くのにやばいなぁ・・・ご存じのように、眠い時のクンクンのご機嫌はサイアクなのである。11:50。予定していたよりも相当早く”那須どうぶつ王国”に到着。
遙かに那須岳が
ここから右へ。雪メッケ
那須どうぶつ王国
ウキウキー
パルパル号のドアを開けると・・・雪だ!砂粒のような細雪が冷たい風に舞っている。
その瞬間、クンクンのオメメはパッチリとなった。「ゆきーっ!」
那須どうぶつ王国 営業時間 9:00〜17:00(季節により変動あり) 休業日 冬期(11月下旬〜3月下旬) 入場料 大人 1,800円、子供(小学生)1,000円、幼児(3才〜5才)700円 住 所 栃木県那須郡那須町大字大島みどりヶ丘
0287-77-1110交 通 東北自動車道 那須インターから約30分 駐車場 無料2、300台 園内図 コチラ
那須どうぶつ王国は、本日17日からグランドオープン。しかも、入口でETCカードを提示(那須高原SAからアクセスした方への特典とあるが、見せるだけでOKのようだ)すると、な・なんと入場料が半額になるキャンペーン実施中。なぜここに来たのかは、これ 以上説明するまでもないでしょう。
那須どうぶつ王国は、ムツゴロウこと陸奥吾郎氏(でしったっけ?)が企画監修し1998年4月18日に開園した。43haの広大な敷地内に約500頭もの犬や猫など動物とふれ合え、天候が悪くても楽しめる屋内施設も充実した「王国タウン」と、牧場をイメージした「王国ファーム」の2つのエリアがあり、エリア間は無料の「ワンニャンバス」に乗って移動(片道3分)することが可。
クンクンは雪にもう大興奮。雪は初めてじゃないですけど...去年は二つだったのでよく分からなかったんだ。でも、三つになったクンクンには分かる。ネムケが吹っ飛んだクンクンは、キャハハと満面の笑みで走り回った。
彼女が「フクロウがいる!」と言うので、まずは、”バードタウン”の建物へ。確かに、入り口のとこにネコっぽいフクロウがおりますな。そういえば、彼女は何故かフクロウが大好き。どこがいいのやら、ボクには見当もつかないのだが、クビがクルクル回るトコが好きなんじゃないかと思われる。
きっとクンクンがもう少し大きくなったら、フクロウ博士の日本家庭教師センターの家庭教師をつけなければならないかも知れない。まったく出費じゃ。では、フクロウ博士のフクロウ写真集をどうぞ。
しかし、フクロウのあたりからクンクンの雲行きが怪しくなりだした。一時の興奮がさめて眠くなっちゃったのだ。クンクンは眠くなってもそう簡単には眠らない。凶暴になるだけだ。
あばれるクンクンをダッコして、王国内をウロウロ。ダッコしなきゃ怒るし、しても怒る。
外のベンチも雪が少しつもっていますし...じっとしてると寒い。イヤイヤと泣き叫ぶクンクンを連れて行き着いたのは、”キャットハウス”。ここで少しだけクンクンのゴキゲンは上向く。「イヤー」とかどうしようもなくダダをコネコネするタイプから、ベッタリタイプとなった。こうなるとずいぶん楽。
そして、ようやく座るトコをメッケた。それから、”王国イベント館”でドッグレースを見物して(またまたクンクンのキブンが上向く)、”スモールアニマルハウス”でウサギに触ったりして(さらにアップ)、少し雪の上を歩くとやっとクンクンのご機嫌は復旧したのであった。いやはや1時間ほど苦労した。
雪の上をウンショウンショ
ウサギをナデナデすれば → こんなお顔
イヌバスが来た トロントロン〜まだちょっと眠い 王国タウン方面を振り返る ファーム到着。また雪遊びしてるし シープショー また雪遊び開始〜 13:20。”ワンニャンバス乗り場”より、イヌバスに乗って”王国ファーム”へ出発。バスにはシッポがついてるし、おまけに運賃も無料だ。途中スキーリフトが見えたが、雪不足のため動いていない。
バスから降りると、クンクンはさっそく雪遊びを始めた。オイオイ。
ファームの敷地はかなり広そうだが、こちらは寒いねぇ。あんまり動物も人もいない。イベント広場でシープショーが始まるというので、行ってみ。意地悪なイヌに追いかけられて、シープ達は逃げまどっている。こういうのはどこでもやっていますなぁ。
ブルブル・・・また雪だ!次第に雪は強くなってくる。もう限界だ、バス停まで戻ろう。13:50。最初に来たネコバスは、クンクンが(何故か)いやいやと言ったため、次に来たゼブラバス(こちらは気に入った様子)に乗って、”王国タウン”まで戻ることにする。ちょうどシープショーも終わって、お客達もゾロゾロ乗り込んできた。
バス停の脇で、懲りないクンクンはまた雪遊びを始める。あれれっ?また晴れてきたゾ。山の天気は変わりやすいね。
ボクが熱いお茶を買ってクンクンの雪遊び場まで戻ると、王国のオネエサン達が、クンクン一人のためにオーム?の芸を見せていてくれたところだった。なんて親切なんでしょう。
14:20。最後に”ふれあいドッグリビング”へ。イヌコロがいっぱいだぞ?
しばし観察して分かったことは、ここのシステムは、床にペッタリ座ると、サービス精神旺盛なイヌ達がひざに乗りにくるというものらしい。イヌ達は床にしきりにオシッコをしているが、係員さん達がすぐにキレイにしてくれるから、座っても全然安心だ──って、安心かなぁ。しゃーない──座ってみよう。イヌ共は、ウロウロと柔らかそうなひざを探している。まずやってきたのは、グレーのフカフカの可愛いやつ。彼女のひざにおさまると、幸せそうなため息をついた。クンクンが手を出すと「フー!」とものすごい迫力で怒り、また幸せそうに顔を埋めた。ボクとクンクンのところには、次から次へとイヌ達がチェックにやってくるが、どうも気に入らないらしくプイっと行ってしまう。くそっ。
その時である。奇妙な白くて大きいイヌと目が合った・・・と思ったら、こいつめ。真っ直ぐやってきて強引にひざにのってきおった。お・・・重いんですけど。そして、しょーがねーなーという感じで茶色いフサフサの小さなイヌがクンクンのひざにシブシブ登った。白黒のビーグルが彼女のひざを狙ってやってきたが、グレーは死守の構えである。
それにしてもボクの足がしびれてきた。こいつムッチリ太っていてすっごく重いんだって。
さ。こいこーい 可愛いのが彼女に ヘンなのが来た! クンクンとこにもやっと来たー 15:00。那須どうぶつ王国を後にする。いつかまた来たいな。パルパル号に乗ると、クンクンはあっという間に眠ってしまった。
16:00。クンクンの睡眠時間を少しでも確保するため遠回りしつつ”りんどう湖ロイヤルホテル”に到着。
今回、なぜこのホテルを選んだかというと、ここに泊まると、併設する”りんどう湖ファミリー牧場”へなんと「有料」で入れるのである。やったね!さて、『新・みけねこ(わがまま)クンクン隊の巻』の更新がなぜこうも滞るのかというと、書くネタがまるっきりないという理由にある。一昔前の旧みけねこ○○隊の冒険──カモシカやパンダが歩き回る山深き秘湯へ出かけて、社員旅行で来たスッチーの団体さんといっしょに混浴露天に入る──なんてのだったら、そりゃ書くネタに事欠かないですが、鬼婆の経営する一軒宿ならぬファミリー向けの観光ホテルに泊まって、いったい何が書けるでしょうか?こうなったら、写真でごまかすしかねーぜ。
りんどう湖ロイヤルホテル お椅子に座って 窓から眺める那須連山 一階ロビーにて。いいのメッケた ジュース飲んじゃお ホテルのウェルカムドリンク券を二枚もらっていたので、ロビーでアイスコーヒー一杯(これは彼女と二人で飲むつもり)とオレンジジュース一杯(クンクン用)を頼んだら、サービスでもう一人分つけてくれた。ロイヤルホテル一杯の掛け蕎麦編である。感謝!
最初はゴキゲンだったが・・・ この写真はクンクンが撮った 18:00。レストランへ。
最初はゴキゲンだったクンクンだが、料理を待つうちにだんだん雲行きが怪しくなり・・・前もって注文しておいた(ビックリするほど高かった)お子様ランチにも手をつけず。念のため持ってきたマーブルチョコもイヤイヤ。普通なら、とっくに諦めて、料理をガバガバかっこんで部屋に戻るところだが、本日はディナーである。一皿一皿ゆっくり出るのだ。ヒ〜。1時間ほどでみけねこの堪忍袋の尾がプッチリ切れかかったが、ここで彼女は驚嘆すべき我慢強さをみせ(昼間の那須どうぶつ王国の時とは逆なのである)、宥めて、すかして、すかして宥め、ついに、クンクンにゴハンを食べさせることに成功したのであった。
彼女は後で、疲れ果てたとコメントしていたけど。最近のクンクンのオヘソは大した理由もなくすぐグルグル捻れるのである。そして捻れた時のクンクンは、大人しくイジけていてくれればまだ(遙かに)マシ・・・という感じ。ここらへんは、幼児がいる親の多くは、同感してくれるでしょう。そんなわけで、どんな料理だったが、なんとも思い出せなくなってしまったが、確かとても豪華で美味しかったはずだ。そして温泉に入るやバッタリと寝たのである。
りんどう湖ロイヤルホテル 那須郡那須町大字高久丙字海道下4449-2
0287-76-1122合硫黄-Ca-Mg-硫酸塩(硫化水素泉),27.7度 日帰り入浴は可と思われるが、問い合わせのこと。
大人1,000円,子供500円
12:00〜23:00?なお、温泉に入った時は無色無臭。絶対温泉じゃないと確信していた(そのため写真も撮っていない。入口しか)のだが、「那須高湯1,2,3,4号混合泉」とのこと。たぶんタンクローリー移送、循環加温であろう。
2007年3月18日(日)
8:00。起床。寝過ごしたかなと一瞬思ったけど──お風呂は温泉っぽくないですし。(いえ、ホテル自体は気に入りましたけど)
朝食バイキング会場でクンクンは、またもフテてしまった。オイオイ。今度はママの方が厳しく(我々は交互に甘くなるみたいだ)、結局クンクンは朝食を食いはぐれた。「たべるー」と泣き声を出しても、もう後の祭り。まあ・・・30分もネコナデ声で、ウインナーとかタマゴヤキを食べさせようとしてみたり、気を引き立たせるようなオセジを言い続けたりすると、誰だってやんなっちゃうものだ。
最後にホテル玄関にあったキティちゃんの写真コーナーで撮って・・・
10:50。あっという間に”りんどう湖ファミリー牧場”到着。先述したように”りんどう湖ロイヤルホテル”の宿泊者は、なんと入場有料で入れるのである(つまり宿泊者特典はないってことですが)。
そして・・・また写真でごまかそっと。
記念写真を撮って出発 りんどう湖ファミリー牧場 メリーゴーランドに乗る ニンジンどうぞ ミルクどうぞ スイス鉄道 湖畔駅にて ふー乗った乗った さ、帰ろう。サブサブ しっかし、寒いこと寒いこと。クンクンがなんとか喜んてくれたのは最初のメリーゴーランドまで。最後に「でんしゃのりたいっ」というので、スイス鉄道に乗って (電車を待つ時間も寒かった)・・・早々に退散したのだった。ここは、空気を吸うのは幸いタダでしたけど、それ以外は結構お金がかかっちゃうので、そのつもりで来られたし(え?当たり前だろって)。
次回予告:次なる「みけねこクンクン隊」は、かの大秘境・千葉県木更津市へ向かう。ジャジャーン!──書くネタあるかなぁ?
みけねこわがままクンクン隊 完