みけねこウサリス隊

2002年4月14日(日)の小旅行

第一章 苺ウサリス隊。出発す!

 最近,お出かけしていないなァ。何かと落ち着かない毎日を過ごしているボクタチ。こんなんじゃ,ダメだ...そこで,ブルーな気分を吹き飛ばすべく,とある日曜日に,ちょっこっとだけ出かけることにした。 目的地は,お隣の栃木県にある”いちご団地”へ。実は去年も行ったのだ。旅行というのもおこがましいけど,ここなら,そう遠くもないですものね。

 さぞ,混んでいるだろうと予想していたボクタチは,ちょっと早めに・・・・と,気持ちだけは思いつつ,朝食抜きで9時前に我が家を出発した。彼女が「オナカがすいた」と言い出したので,途中,セイコーマート に寄って,おにぎりを買う。彼女は,おにぎりをガツガツ食べていたが,ボクは,胃袋にいちごを入れるスペースがなくなっちゃうことを考慮して,缶コーヒーだけ。いちご食べ放題なのに,もったいないですよね?

いちご狩りの受付

ええと。21番ムネオハウスだ

ず〜と奥に人影が

 そして,我が家から車で1時間少々。10時過ぎに「JAはが野益子観光いちご団地」に到着。あれれ?ガラガラじゃん?駐車場も バッチリイイトコロにとめられた。まだ,時間が早いからかなぁ。去年来たときは,もう入口のところで,かなり渋滞してたんだ。

 さっそく,売店の脇のテントで,いちご狩りの受付をする。4月になったので,一人945円(税込)である。3月だと1,000円。5月だと800円だ。最近は,いちごも安くなってきたので(安いいちごだと,1パック198円くらい), いちご狩りで元を取るのがタイヘンなのである。
 お金を引き替えに,番号を書いた紙をもらう。灰色の紙の21番。受付の灰色の紙は,最後に1枚残すのみ・・・これは,いささかボクタチの考えが浅かった。この灰色の紙がなくなると,次はオレンジ色の紙となり,別ないちごハウス の番になる仕組み──そう。まだ客に喰い荒らされていないハウスに。

 ボクタチは,案内図に従って,テケテケ歩き出した。団地内は,結構広い。ええと・・・21番ハウスはっと?あった。ありました。入口に野良着を着たオバサンがいて, 札と引き替えにいちごの房を入れる小さな白い発泡スチロールの容器をくれた。むむっ。いちごの赤い汁が容器にくっついているじゃないか。前の人の使ったやつの再利用 なのだろう・・・みけねこのカンだと,いちご農場って,かなりモウカルと思うんです。オバサン,野良着なんて着ないで,ドレスでも着てればいいのに。

大きいの少ないよ〜

栃木のミツバチがクルクル

ミツバチの巣箱

 ハウスの中は,もう喰い尽くされたらしく,奥の方に10人くらいいるだけだった。みんな,苦しそうに大きなため息をつきながら食べている。よしっ!ボクタチも!

 ガツガツガツッ!もう,大きい粒って殆ど残ってないんだよなァ──たぶん,この大きさだと,1パック198円のやつだよ──このいちご団地は,女峰しかないし(みけねこは,女峰はあんまり好きじゃないんです)──4月だと,もういちごの季節は終わりに近いんですよね──やっぱり,固めで,味もちょっと熟れ気味だ。 ボクタチは,ブツブツ言いながらも,無我夢中で食べ続けた。
 ミツバチが飛び回る。いちごの花の中で,ミツバチがクルクル回って,丸いいちごを作っているんだ。ハウスの中には,ミツバチの巣箱が置いてあった。彼女によると,これって, どこからか,借りてくるんですって。

 ひとり減り,ふたり減り。やっぱり,最後に残ったのは,ボクタチだけだった。それからしばらく,粘った挙げ句,ハウスの外に出て,房の数を数える...ええと。ボクが 87個。彼女が97個だった。やっぱり,負けてしまった(いつも負けるのである)。ぴったりにしようと,またハウスに戻って,彼女が3個。ボクが13個追加で (なんとかかんとか)食べて,ちょうど100個だ。ハフー。グ〜ル〜ヂ〜イ〜

JAはが野益子観光 
いちご団地
益子町塙527-6
0285-72-8768
入園受付時間
AM9:30〜PM3:30
12月:1,500円/1・2月:1,100円/3月:1,000円
4月:900円/5月:800円(税別)
URL

第二章 真岡観光リス村へ!

リス村入口前にて(1)

 さて さて・・・喰うモンは喰ったし, つかれちゃったから,真っ直ぐ家に戻ろうか・・・と思ったボクだったが,なんと,彼女が「リス村に行きたい」と言い出した。
 実は,ここ,いちご団地のまん前の道路に,でっかく「真岡観光リス村」の看板が立っておるのだ。 そのリス村の場所は,ここから約10キロくらい先らしいや。えい。仕方ない。どうせ絶対行きたがると思ってたんだよ──。

 国道294号をずっと走り,真岡鐵道の線路を渡ってすぐ,左折。すると,ニッポン一の恵比寿様で有名?な大前神社の入口が見える。お祭りをやっているらしく, 反対車線は,すごい渋滞である。ボクタチは,その先にあった「リス村」の看板を目印に右折する。そして,またまた真岡鐵道の線路を渡ると,着いた!ここここ。ここは, 回りに,なんにもない殺風景な場所。ビルなし。山なし。谷なし。やけに田舎っぽいところにあるんだね。

 リス村の砂利の駐車場は,ガ〜ラガラであった。ウムム...まるで,太平洋に,ゴボウをポチャンと入れた状態である(ちょっとマズイ表現かなぁ)。気をとりなおして, 黄色い入口へ... なんだか,あまり敷地は広くなさそうな感じである。なんというか,子供向けの施設(つまり,子供ダマシ)のような。たぶんね・・・そこで,ボクタチは驚愕する。ドッヒャー!
 入園料700円ですって!ボクタチは顔を見合わせ た。「高いね」「久しぶりに高いわ」「うん。高い。あまりに」・・・いちご団地から(ボクタチと同じように)やってきた家族連れが,クルリと回れ右をして帰っちゃった。後ろから, 別のファミリーがつれている子供の声が,甲高く聞こえた。「700円だって。高いね〜」実にもって,オリコウな子供である。 親のカネを,スッカラカンになるまで,使わせようとする子供が多いこの時代,滅多にこういう子はいないもんだ。

 嗚呼しかし。 せっかく遙々ここまで来たんだし。ボクタチは,シブシブ二人で合計1,400円を払うことにした。とうてい期待は出来まいが──。そんな予感を抱きながら,思い切って入っていくと,さっそく右手に,どんな田舎の ,娯楽に飢えた子供でさえも,そっぽを向くようなつまんなそうが遊具が目に入った...

第三章 SL来たる!

入口入る。正面はモモの花(2)

さらに奥には...(3)

リス明神&七福狸。汽車を待つ

 正面のモモの花が綺麗だなぁ──でも,園内はガラーンとしている。ヒトケがないのだ。先に進むと,人の代わりに,石で出来た動物の彫像がいっぱい点在している。その時,放送が入った。「 ブー。間もなく汽車が走ります」・・・そうかっ!

 茨城県下館駅−栃木県茂木駅間を結ぶ真岡鐵道って,確か,土日祝日だけ,SLを一往復走らせているんですって。そして,このリス村は,真岡鐵道の線路に,フェンス一枚 を隔てた好ロケーションにある。
 ボクタチは,急いで右手のフェンス沿いの,撮影ポイントを確保しに・・・って,客もまばらで,確保するほどのことはなかった。ありがたい謎の「リス明神 &七福狸!?」の前でSLが通のをしばし待つ。

C1266の勇姿

そして,去っていった

 「ぼー」来た!そして,C1266は,(お客さんサービスのために)真っ白な煙をモクモクはいた。いま、万感の思いを込めて汽笛が鳴る・・・旅立つ若者の夢を乗せて、汽車がゆく・・・真岡鐵道C1266号。

 C1266は,ローカル線向けに開発された軽量タンク機関車である。国鉄から第三セクターとなった真岡鐵道が保存されていた機を1994年に復活させたもの。この真岡鐵道のSLの運行時間になると,各撮影ポイントには, 巨大な一眼レフと三脚をかかえた熱心なファンが待ち受けているのだ。残念ながら,ボクは鉄道ファンではない(写真もこんなものしか撮れなかったが)のだが,こうして,スマートで力強いSLを見ると,これに夢中になる気持ちがなんとなく分かるなァ 。ホント...実際,SLとか,C1266とかで検索すると,出てくる出てくる・・・真岡鐵道のこのSLの写真が。

 汽笛が,青空に響いたその一瞬。SLは,微かな白煙を後に残して,走り去っていった。

第三章 リス園へ!

左がバーベキューハウス(4)

こい池だ(5)

 左手にバーベキューハウス。ニク食べ放題で1,500円ですって。でも,お客は一人も入っていないのじゃ(時間的に早いですからね)。その手前に小さな流れがあり,メダカがいっぱい泳いでいた。そして,その奥は”こい池”。 そこには,こいのエサ自動販売機 (100円)が置いてある。

 その時,またまた放送があった。「11時45分より,”うさぎ園”前”親子ふれあい広場”にてピエロショーを開催します」・・・ んま(サザエさんの声で)。ピエロショーですってよ。奥さま。それにしても,ふれあい広場ってどこでしょうか?キョロキョロ。
 あっ。ピエロめっけ!ひょこひょこ歩き回っている・・・若くて,美青年ピエロなのだ。(ボクが奥さまだったら,さぞ喜んだことであろう)しばらくピエロの跡をつけてみたが,ブラブラ園内を歩いているだけみたい だった。

小道の向こうにリス園が(6)

ズル出来そう

 この「真岡観光リス村」って,伊豆大島のリス村の姉妹村だということだ。詳しい経緯は分からないが,運営は,真岡ふるさと企画会社。名前からして,きっと,第三セクターなのかなぁ?年中無休らしいけど,雨の日なんか,お客が入らなくて,運営は さぞ大変だろうと思う。

 ピエロショーには,まだ時間が少しあるので,先に”リス園”に行ってみることにした。リス園って,リス村の横の出口から 一度,通りに出て,その小道の向こう側にあるんだ。振り返ってみると,一応,リス村の入口側に看板があって,「正面で入場券をお買い求めください」と書いてあるが, 簡単に,入場無料で入れそうな気がする。

 リス園の前には,こじんまりした感じの建物があって,その奥がフェンスで囲まれてたリス園だ。建物の入口前には,でっかい石作りのリスがいて,リスのオナカのところ (小さなザブトンが敷いてある)に子供が座ると,意思の強い子になるんですって。意思が弱いボクも座りたかったのだが,さすがに,こんな中年男が座っちゃ,かっこ悪い じゃありませんか。
 小屋の中に入ると,オバサンがいて,入場券の半券を見せると,手袋を貸してくれる。これをしないと,凶暴無比なリスにガブリと噛まれっちゃって大けがをしちゃう んだろうね(たぶん)。

第四章 リスとプレイリードックとピエロとウサギに出会う!

リス園の中は思いがけず広い(7)

さっそく,リスどもが

だんだん,のぼってくる

穴掘りのプレイリードック達もいた

 まずは,自動販売機でリスのエサ(100円)を買う。これを買わないと,リス園では,ハッキリ言って,おもしろさ半減なのである。自販機からは小さな箱が出てきたが,中身は ヒマワリのタネだった(家から持ってくれば良かったなぁ)。さ。イクゾ。

 さっそく,目をランランを光らせたリス(タイ ワンリス)どもが,わらわら群がってきた。手袋の上のヒマワリをパクリとやると,サーと逃げる。結構すばやい。だんだんと,勇をふるって,手のひらにのぼってくる勇者リスもいる。このままだと,おねだり上手なリスどもに,あっという間にヒマワリを食べ尽くされちゃうので,園内をグルリと回ることにした。

 ムッ!歩いていると,下の方からなにやらスルドイ視線が・・・茶色のモグラみたいな・・・そうか。ペットショップでよく見かけるプレイリードックじゃないか。 かわいいやつらめ。連中の中には,フェンスの下をセッセと掘って,脱出 を図ろうととしてるのもいた(でも,フェンスはかなり深くしてるから,やるだけムダなのだ)。
 プレイリードックも,(穴掘りで夢中なやつを除いて)なかなか人なつっこい。手からヒマワリをもらって,ムシャムシャ食べるのだ。ペットショップで見かけるプレイリードックは, いつも檻をガジガジやっていて,凶暴そうに見えるんだけど,ここのリスたちや,プレイリードックたちは,大変幸せそうに見えた...

親子ふれあい広場(8)

ピエロショーだ

 あっ!そろそろピエロショーの時間だ。ボクタチは,急いで親子ふれあい広場に向かう。やっ!もう始まっているゾ。
 子供だましだろうと思い込んでいたピエロショーだった,これが意外に本格的。ジャグリングや,マジック。細長いマジックバルーンでキュッキュッと,イヌとかリスとか作っちゃうのだ。 見ながら,ふと考えていたのだが,そういう人生もいいなぁ〜って。堅実でもないし,お金の面では豊かではないかもしれないけど・・・ボクはそういう人生を選択しなかった。ただ, これで良かったのかどうかは,いつも自信がないのさ。
 そう──。ピエロの表情はとても明るかった。ショーが終わり,ひとり立ちふたり立ち。そして誰もいなくなっても,ピエロは楽しげにパントタイムをしながら,道具を片づけていた。

 ボクタチは,いよいよ,リス村最奥にある 神秘の”うさぎ園”へ。隣にイヌ小屋があって,イヌが二匹いた。ここでもまた,半券を見せて,手袋を借りる。きっと,凶暴なウサギにひっかかれないようにであろう。ついでに,うさぎのエサ100円(ニンジンスティック)を またまた買った。柵の中に入ると,や・・・いるいるいるっ!リスや,プレイリードックほどは,めずらしくはないものの,やっぱ,うさぎはいいねェ。

うさぎ園(9)

ウサギがくるくるくるっ!

さらに,くるくるくるっ!

 さっそく,うさぎがぴょんぴょん寄ってくる。一羽きて二羽きて・・・あれれっ!いくらでもくるゾ。でも,背中をなでようとすると,ぴょんぴょん逃げちゃう。 きっと,子供にさわられすぎて,やんなっちゃっているのだろう。でも,うさぎ達は,ニンジンは大好きなので,すぐまた寄ってくるのである。面白い〜

 奥には,モルモットが何匹かいた。1匹500円という文字が消されて,「お持ち帰りください」となっている。皆さん。いかがでしょう?ペットショップで千円払うより,このリス村の入場料700円払って,何匹かもらっていっては?(でも, 結構,重度の皮膚病みたいですので,ご注意を)

 さてさて,うさぎに,ニンジンを全部喰われちゃったし・・・そろそろ帰ろうか。このリス村。とても楽しいところ。 午後のこの時間になると,それなりに人は入ってきていた(子連れファミリーばかりで,カップルは殆ど見かけませんでしたが)。
 これを読んでくださった,みなさま。ひととき,浮き世のウサを忘れたければ,このリス村に来るがよい。

 いつか,また来ることもあるだろうか。その時まで,リスとプレイリードックとうさぎ達。元気ていてくれよ──。

真岡観光リス村 真岡市東郷755
0285-84-4008
年中無休,4月〜9月:9:00〜18:00
10月〜3月:10:00〜16:00
大人700円,子供400円

 

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