みけねこ青シャチ隊
−房総半島へ−
2005年12月23日(金)〜24日(土)の冒険

 クンクンも二歳と二ヶ月になって、すっかりお利口になってしまった。気に入ったことは「アー」、気に入らないことは「ン」と意思表示し、冷蔵庫のプッチンプリンの在処を常に把握し、いつも食前と食後と食間のデザートとして欲しがる。

 みけねこがドケチな組合からもらっておいたリフレッシュ休暇のJTB旅行券が2万円分。彼女がもらっておいた旅行補助券が2万円分。リフレッシュ休暇の権利自体は行使しないまま時効となってしまった(ヒデェ)が、旅行券だけはしっかり確保していた。
 そして、彼女の旅行券の有効期限が来年3月いっぱいまでと迫ってきていたのである。

 テレビ東京(毎度おなじみの)温泉番組を見て、彼女の目がキラーンと光った。
 「・・・と、キッズルームが完備され、夕食のバイキングに離乳食まであるこのホテルは、小さなお子様連れのファミリーに大人気です」

 

 

 2005年12月23日(金)

 9時40分。やっと出発の準備が完了。二人だけなら朝5時頃には出発したところだけど、クンクンをプラスすると、なぜかこうなる。
 本日。天気明朗なれど風冷たし。
 大荷物を詰め込んだパルパル号は、イヤそうにお尻を振ると、ノコノコと走り出した。いざや行かん、房総半島へ! 

 11時00分。潮来ICより東関東自動車道へ。ここ潮来は、「イタコのいたろう〜一寸見なれば〜♪」の曲で知られる。志村ケンが歌うこの曲は潮来市民の心の拠り所である。ちなみに、茨城県人だけは潮来ICが東関道の始点だと思い込んでいるが、 もちろん事実はまるっきり逆なのだ。

 

 ガラッガラの”東関道”を南西に突っ走り、宮野木JCTからクソ混んで高速道路とは言い難い”京葉道路”へ。急に混んできた。そしていつの間にか(勝手に名前が変わって)”館山道”へ...南へ。寒々としてはいるが、空はからりと晴れ上がっている。
 チャイルドシートに乗っかったクンクンは、ポータブルDVDで「えいごリアン3」(最近、これに凝っているのだ)にじっと見入っていたが、市原ICを降りた当たりで、コテリと眠ってしまった。

市原ぞうの国

市原ぞうの国・入場口

しゅみましぇ〜ん

 12時30分。ようやく”市原ぞうの国”に到着。市原IC出口から一般道で30分ほどだ。
 礫場の如き駐車場は大枚500円の駐車料金が必要である。世の中、金やねん。ぞうの国までの道は、人里離れた林道のようなところに入っていくので、こちらを参照されたし。

 そこで可哀想なクンクンを強制的に起こす。

市原ぞうの国」データ

所在地 千葉県市原市山小川937
電話:0436-88-3001
交通 館山自動車道市原I.C.よりR297で勝浦方面へ。約25km
駐車場 500円
入園料 中学生以上1,800円、小人900円、3歳以上500円
営業時間 9:00〜17:00 休園日は毎週木曜日

 入場口で前もって印刷してきたWEB割引券(大人1,800円が 、たったの1,620円になるのだ)を出すと、割引券に印刷してあったネコ足マークが大当たりとのことで、ネコのポストカードを一枚サービスでもらった。
 もらえるものなら、ゴミだって大喜びでもらうボクタチであったが、これ。ほとんどゴミに等しいぞ...せめて、ここの写真とかならなぁ。

 すぐ後ろで誰かが「すみません。すみません」と大声で言った。こは、いかなる紳士であろうか?と、驚いて振り返ると、九官鳥だった。驚くほど見事な発声であり、NHKのアナウンサー だって、ここまで綺麗な日本語はしゃべれまい。

 動物園で年老いた象は、ぞうなるのか?大きくなった象はもう象舎の狭い入口から出ることはもう出来ない。コンクリートの狭い象舎の中で死ぬまで展示されるのだ。この”市原ぞうの国”の園長の坂本小百合氏は、年老いた象や動物園の閉園で行き場がなくなったそんな象たちのためここから数十キロ離れた地に13ヘクタールの山林を購入して、象が安らかに余生を過ごせる”勝浦ぞうの楽園”を作った。ここ”市原ぞうの国”は、映画「星になった少年」の舞台であり、”勝浦ぞうの楽園”は その少年の夢であった。

 まず、動物のエサ入りのミニミニバケツ(@400円)を二つ買った。ニンジンとキャベツとリンゴとバナナ入り。

 ”ぞうの国”と言うくらいだから、きっと象しかいないのかと思いきや、いろんな動物がワンサカいるらしい。期待出来そうだ。さあ。いってみよう!

ボクタチが近づくと、恐ろしい声で我々を威嚇するエリマキキツネザルたち。

メヒコにもよくおりますな。(倒産した行川アイランドのフラミンゴ達はどこにいったのだろうか?
ヒャー。面白〜い。
これな〜に?

クンクンは、キリンに夢中でニンジンをあげた。
キリンはとてもお利口で、舌を伸ばして手にニンジンを受け取る。
エミューにキャベツ。
エミューって知ってます?ほら。三つ目がとおるの写楽くんが乗っているあの鳥。
恐ろしいツキノワグマだ。

「ガルル〜。喰っちまうぞ(キャベツを」

 

 13時。その名も高き<ぞうさんショー>開始。ボクタチは寒々とした”ぞうさんショー広場”の冷たいベンチに座った。
 ここ”市原ぞうの国”は、ぞうさんの背中に乗ったり、ぞうさんの鼻にぶらさがったり、ぞうさんにお金を渡してヌイグルミを買わされたりが出来る日本で唯一の動物園で、この<ぞうさんショー>がそのハイライトなのだ。

 ややあって、サンタがノコノコやって来た。でっかい袋を持っているなぁ!観客達は、喜びに胸を躍らせた。なんといっても、今日は一年にたった一度の聖なる日ではなかったか?ゴクリ・・・そして、大きな袋をもったサンタは、手に持った小さな籠の中から、クンクンに小さなアメを一粒くれた(そのアメは後日、みけねこが舐めてしまった)。

 やがて、おどろおどろしい曲が流れ始めた。
 

 ゾウたちが、ゾウロゾウロと坂を下りてやって来た。背中に乗るはタイの象使いたち。今日はクリスマスバージョン衣装での登場である。

・・・

ゾウだゾ〜

ゾッとするゾ〜

   

 さて、ここでゾウたちの華麗なショーの実況中継をしたいところだったが・・・しかし、予想通りクンクンは20分と我慢が出来なかったので、途中退場す。ゾウさん以外にも、ラクダやポニーに乗ったり、アヒルやイヌのショーなどがあるのだが、それはまたいつかの機会に。

 クンクンは休憩場で、ダカラを飲んで一休み。

 それから、ぞうの国を一回りだ。途中、クンクンにホットドックとポテトを買ったが、美味しくない(ンッン!)と言った。非常に高かったのに...

ビーバーエアコンだ!
キャベツを食べた。


シッポかわいい。

ニャオ〜ン。トラ猫だ。


ポニーも飢えとる様子。

レッサーパンダのブウ太くん(かな?)。

「こいこ〜い」
あっ。来た!

リンゴあげたら食べてる。
檻の間からさわっちゃったぞよ。ムフフ。

足が一本ないシマウマ。
こやつがまた食いしん坊でしてな。

ヨダレがひどいし...

最悪のヨダレ魔王がこのラクダ(特に奧)だ。猛毒の緑色である。

手ごと野菜をパクリとするのだ。さっきのキリンがなんとお利口だったことと思う。

 

 という具合に、ここ”市原ぞうの国”は、珍しい動物に本当に身近に触れられる希少な動物園だ。みんなガツガツしていますし。
 動物愛護論者の中には、「収益優先であり、動物に犠牲を強いるものだケシカラン」と非難する向きもあるのかも知れないが、それは綺麗事だろう。収益をあげなければ動物を救うことも出来ないのだから。

 14時。”市原ぞうの国”を後にする。クネクネとした山道を抜け養老渓谷を通り、勝浦そして鴨川に向かって一路南下す。

 

鴨川シーワールドとシーワールドホテル

 15時30分。ようやく、本日の宿”鴨川シーワールドホテル”到着。鴨川シーワールドを通り過ぎての(南)隣だった。

鴨川シーワールドホテル

ワーイ

窓の外には

太平洋が広がる

 ”鴨川シーワールドホテル”。決して安からぬ(ボクタチにとっては)宿泊料だが、豪華という感はない。比較的こじんまりとしたロビーに、簡素な和のお部屋。でも、鴨川シーワールド入り放題のエンジョイパスポートがついていると思えば仕方ないかも。なんといっても、鴨川シーワールドの入園料2,800円+驚愕の駐車料金800円が浮くわけで、これはデカイ。

 長のドライブから開放されたクンクンは喜んで部屋をトコトコ駆け回ったが...気の毒でも今からシーワールドに行かなければなるまい。少しでも元を取るために。

鴨川シーワールド前編

真ん中の扉からコッソリ出て、手前がシーワールド

住所 千葉県鴨川市東町1464-18
電話 0470-93-4803 0470-93-4829(FAX)
アクセス JR外房線「安房鴨川」駅より車で約5分
営業時間 9:00〜17:00(季節により変動あり),
不定休
駐車場 有/1,000台

 16時。”鴨川シーワルド”へ突入!
 鴨川シーワールドへは、ホテル宿泊客の場合、お客様特権としてシーワールドホテルの専用口から直接出入りが可なのだ。 セレブでない貧乏人は、シーワールド正面から長いこと並んで入場券を買って、腰をかがめてヘコヘコしながら入場する。なお、出入口のところで、鋭い目付きで見張っているホテルの人にパスポートを見せて通る のだが、ホテルの人はいない時もあり。いる時もあり。

 クンクンは彼女にヒタッとくっついている。コバンザメのようだ。

入園料 個 人 団 体
8名〜29名 30名〜99名 100名以上
大人 ¥2,800 ¥2,400 ¥2,000 ¥1,800
小人
(4歳〜中学生)
¥1,400 ¥1,200 ¥1,000 ¥900

そろそろ夕刻。お客の姿もまばらだ。

ねみーよ。 そろそろ閉園ですかねぇ? 早よ帰ったらええべェ

夕ご飯の時間ですわね。そーね

ベルーガも疲れて白くなっちゃった

でも、クンクンはヒタッ

 芸達者な動物たちも、開館時間がまもなく終わりだとよく分かっていて、やる気がすっかりなくなっている。特にアシカなんかは、両手(ヒレ)を耳にあて、ヒラヒラさせてクンクンをからかった。

 「アッアッ」途中で、クンクンが叫んだ。やべー。店の前で売っていた千円のシャチのヌイグルミが欲しくなった模様。ヌイグルミの大きさは特等から5等までのクジ引きによって決まる。
 仕方ない、千円かぁ...4等だっ!シャチは、黒・青・ピンクの三種類いたが、本物指向のクンクンは青色のシャチを選んだ。

プゥ〜(ダカラを飲んでるとこ)

決めポーズ

シャチははなさない

 

 ホテルに戻ったボクタチは、ウィーン少年少女合唱団に匹敵すると鴨川の人々が(思っている)『鴨川少年・少女合唱団』によるクリスマスコンサートをチロリと見、ものの数分でクンクンが暴れ出し、一度部屋に戻ってバイキングレストラン『マーメイド』へ。

バイキング会場はたいそう広々としていた

 クンクンは子供用椅子にチョコンと座る。ここのバイキングには、なんと離乳食まで用意されているのだが、クンクンはウィンナーとコーンスープと持ち込みアクエリアスに夢中(それ以外はイヤイヤした)。
 みけねこは、ステーキ→寿司→天ぷら→ステーキ(以下同)・・・の順番に品よくおかわりをする。そうガツガツしたところは教育上見せられませんからね。

キッズルーム

 ややあって、クンクンが「ンン!(もういらない)」と言い出したので、彼女と交代でということでバイキングレストランに隣接のキッズルームへ。そこは既に子供たちがいっぱい。大変ヤバイことに滑り台まである。
 キッズルームは、子供をルームの専任スタッフに預けて、親たちは心ゆくまでステーキと寿司と天ぷらを堪能するという”鴨川シーワールドホテル”が誇る心憎いサービスなのだ。そのせいか、このホテルは子供連れのファミリーが とても多い。

 恐れていたとおり(予想していたとおり)、クンクンは滑り台の逆上がりをしたがって、大泣きしてしまった。クンクンはいつだって滑り台に情熱を持っているが、たまたま普通の方法で滑り台に登ったり、 おともだちと順番を守って仲良く遊ぶのはとても嫌いなのである。
 あまりにノケぞって大暴れするので、みけねこは大汗をかき、係の人に人さらいかと怪しまれてしまった。

 二日分くらい食いだめしてっと。さて、部屋に戻って次は温泉だ。

 ”鴨川温泉”とは、いかなる名湯であろうか?実はみけねこもその存在をトンと知らなかったのだ。ネットで調べてみると・・・
 『
平成15年春、21世紀型の楽しい温泉づくりを目指して、鴨川の旅館・ホテルが続々と「温泉の宿」として生まれ変わりました』とあるばかり。
 やけに最近であるのは分かったが、これだけじゃやっぱり分からない。さらに調べてみると、鴨川には元々7軒の温泉旅館が一応はあったのだが、新たに山の中で源泉を見つけて、15軒のホテル・旅館が新たにそれを利用開始。合わせて22軒で、”鴨川温泉”宣言を平成15年4月にしたというのが真相らしい。

 ここ”鴨川シーワールドホテル”も、新・源泉グループの一軒である。新しい源泉『鴨川温泉なぎさの湯』の泉質は、海岸沿いには珍しく硫黄泉とか。この貴重な源泉を10キロ離れたホテルまでわざわざタンクローリーで運んで来るらしい。期待が高まりますな。

浴室の写真は撮れなかった・・・

 ──「高まりますな」とは書いたものの、やはりこうだった。「加水」「加温」「循環
 硫黄泉でありながら、硫黄臭どころか無色透明無臭無味乾燥。元々薄いところに、じっくりと循環して、わずかな温泉成分さえ完全に濾過しきった純水に近いものと思われた。唯一気になったのが、湯船に北海道のナントカという地方でしか算出されない貴重なナントカという石の袋が入っていて、これがまたナントカにいいとか?

 近年の温泉人気で、とにかく『温泉』と名を冠せば客へのアピールにはなるのだろうが、逆に期待してやって来た温泉ファンを落胆させることになる。この湯であったら、わざわざ遠くからタンクローリーで運んでくるほどのことはあるまいと思われた。水道の蛇口をひねれば、同じようなものが出てくるのだから。
 まあ、ホテル一般の普通のお風呂だと思えばそう悪いものではない。浴室内にはキッズ用の椅子やオモチャまで充実していたのは十分評価出来る。

鴨川シーワールドホテル

山形市蔵王温泉933
023-694-2111
単純硫黄冷鉱泉(弱アルカリ性),16.4度 内湯2(”庭園風呂”,”クリスタル風呂”の男女入替)

 この日はこんなところかな...クンクンはさすがに疲れたらしく珍しく10時には眠ってしまった。みけねこもコロリと寝た。彼女はよく眠れなかったそうだ。

 

 2005年12月24日(土)


鴨川の朝

 翌朝。みけねこは一人トコトコとお隣のシーワールドへ。
 まだ8時半前だったが、既にカップル達が何組も並んでイチャイチャしていた。不潔である。皆、”ディスカバリーガイダンス”の整理券を狙っておるのだ。これは、人数限定で、シャチとチュ〜したり、ピラニアに食べられたり出来るというスペシャル整理券なのである。
 ちなみに、ひとりで並んでいるのは、哀れみけねこばかりだった。

 そしてバイキングの朝食を食べて、チェックアウト。荷物は車に詰め込んで。
 さあ。最後にもう一度シーワールドへ出発だ!

鴨川シーワールド後編

ディスカバリー
ガイダンス

値段/定員

内 容

イルカと記念写真
シャチと記念写真
笑うアシカと記念写真
200円/定員20名
300円/定員6組
200円/定員25名
持参のカメラで係員がパチリと。
イルカにタッチ 300円/定員25名 コチラは写真は自分で撮るのだ。
シャチのキスプレゼント 500円/定員15名 シャチの舌は堅い。
ラブリードルフィン 1,000円/定員16名 トップブーツをはいてプールの中へ。
水族館まるごとウオッチング 700円/定員20名 バックヤードの見学体験。
ベルーガにタッチも。

 

 

 

 

 

 まずは、園内案内所へ。(またしても整理券の番号順に並ばされて)例の整理券と引き替えに「イルカと記念写真」と「イルカにタッチ」券を買う。イルカじゃありふれているな〜と思ったけど、もっと楽しそうなイベントは、先に並んでいる人に買い尽くされちゃったのである。もうチョイ早く行けば良かった。

イルカショーだ。
トレーナーのオネーサンが腕をクネクネさせた。
イルカたちは、ヒレをパタパタさせると、ゆっくりと宙へ浮き上がった。

空中をスイスイ飛び回るイルカに観客は大喝采だが、クンクンは大泣き。

ディスカバリーガイダンス
「イルカにタッチ」

ナデナデナデ

しかしイルカは歯をむき出して「グルルルル〜」と唸った。

このキバ見てよ


その後、クンクンはイルカのボールをパクった。

海のギャング「シャチショー」

イルカなんてひと呑みだ。

シャチのあまりの迫力に、ここでもクンクンは大泣きした。

そしてまた・・・買わされてしまった。
またしても青いのを。
キッズコーナーで一休み。

実はクンクンはこういうトコで十分満足なのだ。


バスにも乗ったし

水中のゴマフアザラシ。
この写真。一見、ラッセン風じゃありません?


シャチと記念撮影

アシカが氷をガリガリ食べていた。

そろそろ帰ろうか。

最後にイルカが八ツ墓村のマネでボクタチを見送ってくれた。

 11時半。鴨川シーワールドホテルの駐車場まで戻ったボクタチは、パルパル号に乗り込む。さあ。帰ろう・・・
 ”行川アイランド”の廃墟を通り過ぎ(あのフラミンゴたちはどうしたんだろう?)、是非寄って食べようと思っていた”呑龍”というラーメン屋がつぶれていたのを見て多大なショックを受け、一路房総半島を海沿いに北上す。気が付くと、クンクンはコテッと寝てしまっていた。

 次に来る時は、クンクンはもっと大きくなっていることだろう・・・みけねこ○○隊の冒険もだんだん充実していくかな。
 ではまた、いずれ。

 たぶん──サクランボの頃にお会いしましょう。

 

みけねこ青シャチ隊 完


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