花園渓谷紅葉の旅

不定期日記より。2002年11月10日(日)にお出かけしたこと...

 

11月10日(日) 紅葉を探せ! 


 ボクタチは,ちょいと紅葉を見に,ドライブに出かけることにした。花園渓谷へ!
 
茨城県は北茨城市に向かって,常磐自動車道を走る。抜けるような空の色だ。
しかし,トンネルが多くなった頃から,徐々に常磐自動車道は混み出した。北茨城ICの出口は,渋滞である...こりゃ,まずいかなぁ?

 高速出口から,信号を左へ。県道186号(水沼-磯原)線を。すぐにまた左折。県道1号(日立-いわき)線を走る。
 しばらく走って,またまた左折。県道27号(塙-大津港)線へ。道が狭くなってくる。

20分ほどで,左手に水沼ダムが見えてくる。その先に駐車場があったので,そこに車を置いて,湖まで歩いてみようか。

橋を渡る...

水沼ダムが見えてきた

あの向こうがダムなんだよ

橋の反対側は陽に輝いていた

水沼ダムまですぐかと思ったら,これが大間違い。湖に流れる川沿いのこんな道を,片道15分以上歩かされたんだ。ヒーン
トコトコトコトコ・・・自転車があったらなぁ。

 水沼ダムは,花園川をせき止めて作られた美しい人造湖。
 そして,見つけた風景が,こんな感じだった。


  ──これは,紅葉ではないですね。でも...

 

11月11日(月) 紅葉を探せ! 


 そして,県道27号(塙-大津港)線に戻り,またまた車を走らせる。今日は,紅葉の見頃。いつもはきっと,タヌキくらいしか通らない道は,やけに車が多い。他県ナンバーをよく見かける。観光バスまで来たのにはびっくりだった。狭い道を交差するのに,一苦労しつつ...

征夷大将軍坂上田村麻呂の創建とも,慈覚大師の開基ともされる(つまりよくわからないらしい)花園神社へ。
 

神社前は渋滞。手前の駐車場に入れようとしたが,これはとてもとても無理。結局,少しだけ戻って,集落の道が少し広くなったところに車を停め,歩いていくことにした。

渓谷の小川を渡る赤い橋の向こうが,花園神社だ。
ちょっと,お参りしていきましょう。

深緑の楓と朱の神橋

境内の中は幻想的な光景だった

 パンパン。いいこと,ありますように。七五三の子供もいる。
 誰かが話していた。「黄色い紅葉は,めずらしいんだよ」

  


  ──そのウソ,ホント?...

 

11月12日(火) 紅葉を探せ! 下


 噂によると,渓谷沿いにステキな遊歩道があって,鼻歌を歌いながら「七ツ滝」を見に行けるという...
 歩いてみるか。フンフン♪
 
確かに,最初のうちはカイテキだった。
神社から少し上まで歩くと,駐車場。あれれ?ここは結構あいている。ここまで車で来れば良かった。

10分20分30分。きついさぶい...

 この道,おおむね日陰になってるし,渓谷だってよく見えないし,坂はキツイんだ。
 30分くらい歩いた。ようやく,橋を渡って,左側に鳥居が。「七つ滝・奥の院入口」の看板がある。でも,また登るんだよ。

 


ここが,七ツ滝だ!
もう,ラメ。
アワビ,どこ?

しかし,ずいぶん歩いたなぁ。
看板から,また10分近く登っちゃった。

そして,ようやく,七ツ滝へ。
あれ?

そういえば,紅葉はどうしたんだっけ?
黄色いのは見たけど。赤いのは,少ししか見られなかった。まあ,仕方ないや。そろそろ戻ろう。

帰りは,下り坂。サクサクなのだ。
結構,登ってくる人達が多い。旅行会社のツアーもいる。添乗員さん,旗をもって大変だ。
「豪華なホテルに泊まって,花園渓谷の紅葉狩り」フーン?

 伝説によると,滝壺には,アワビが住んでいるとか。しかし,このアワビは花園神社のご神体でもあるそうなので,「じゅるる〜」なんてやってはイケナイ。


 かくして,短い短い紅葉狩りドライブは,これにて,一巻の終わりである。
 ──以上,黄色い紅葉狩り記でした。

 

 

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