VH7PCの謎
昨今,ちまたの情勢では,大型プラズマディスプレイの導入によるホームシアターとか,5.1chサラウンドシステムの導入とか,とても流行っている。
しかし,みけねこは,ホームシアターと言っても,パソコンのディスプレイと,ホームセンターで2,980円で多量に叩き売っていた謎のメーカーのスピーカーとでDVDの映画とか見ていて,とても満足していた...
我が家の最高の音響システムは,去年買った小さなMDラジカセですけど,それだって,「すばらしい音だ!」「天上の音色だ!」「ウットリしちまう」と思っていたのである。この間,掲示板に平和迎賓館さんが,「VH7PC」について教えてくれて,それからみけねこはどうしてもどうしても気になりだしたのです。
*正式には,「VH−7PC」であるが,本ページにおいては,一般に使われる「VH7PC」で表記する。
VH7PCの過去歴
1999年 7月 KENWOODが『Avino VH-7』を発売す。定価66,000円。
CDレシーバーRD-VH7,スピーカーLS-VH7のセットであり,世界初の縦置き可能スタイルであるとともに,マイクロコンポとしては世界初のHDCDデコーダーを搭載した。http://www.kenwood.com/j/press/press990603_1.html
http://www.sotec.co.jp/direct/afina_av/features2.html(右写真は,「VH-7」にMDレコーダー「DM-SG7」を組み合わせた「SG-7MD」)
2000年11月 SOTECが,新コンセプトマシン『AFiNA AV』を発売す。
PentiumIII-866MHzの最上位モデルは,定価22万8000円。
同社は,98年の「10万円パソコン」の発表以来つきまとっていた低価格PCメーカーというイメージを払拭すべく,KENWOODとの共同開発により,充実したAV機能を持ち,部屋のインテリアとしても高級家電に近いスタイリッシュな新しいコンセプトのパソコンとして開発したものである。http://ascii24.com/news/i/hard/article/2000/10/04/618593-000.html
2001年 1月 SOTECは,『OP-VH7PC』を発売。『AFiNA AV』からオーディオコンポを取り出したシステム。定価39,800円。 http://www.sotec.co.jp/News/2001/0129_kenwood.html
『AFiNA AV』をKENWOODとの協定に基づき,多量に組み立てたものの,そのコンセプトは市場にまったく受け入れられず,売り上げは絶不調だったらしい。
このOP-VH7PCは,SOTECマシン用として,オーディオソフト「GEOBIT/SOUND by KENWOOD」が添付されていた。2001年 2月 SOTECは,『AFiNA PC』を発売。これは,『AFiNA AV』からコンポ部分を除いたパソコン。新たに搭載したスピーカーは,なさけない音をゴニョゴニョと出した。 http://ascii24.com/news/i/hard/article/2001/02/23/623471-000.html
矢継ぎ早に,対策を打ち出すSOTEC。
2001年 6月 SOTECは,マルチメディアパソコン『AFiNA AV』を最大2万円値下げすると発表した。 その後,『OP-VH7PC』は,39,800円から19,800円と値下げとなる。 2002年 1月 SOTECは,ローソンで,『OP-VH7PC』からドライバソフト「GEOBIT/SOUND by KENWOOD」を除いたモデル『VH7PC』を14,800円で発売。 2001年秋には,『OP-VH7PC』が14,800円。『VH7PC』が12,800円となり,ついには『VH7PC』が9,800円まで下がる。 ──そして,祭りは始まった。
『VH7PC』は,元々のKENWOODの『Avino VH-7』にパソコンとUSBにより接続する機能を追加したもの。音質的には間違いない。
音響マニアになら,バカバカ売れる性能だったのに,『VH7PC』はパソコンの周辺機器としての位置づけだったのが災いして,この値下げとなったのだ。
だいたい,パソコンオタクって,「ピー」とか「ブー」とかいうビープ音だって,「すげーいい音だ!」「サイコーだ」「カラヤンみてーだ」と満足しちゃうような音痴が一般ですからね。
秋葉原のパソコンショップなどでも,ついに9,800円程度で売られ出し────ついに,知られたっ!圧倒的なコストパフォーマンスに気づいた2ちゃんねらー達が突然騒ぎ出したのである。どこで購入したとか,改造方法はとか,スレは乱立・お祭り状態...
消え失せたVH7PC
アンプ/CDプレヤー/FM・AMチューナー 『VH7PC』 <アンプ部>
実用最大出力20W+20W(EIAJ6Ω) <チューナー部>
受信周波数範囲FM 76MHz〜90MHz
AM 531kHz〜1629kHz<CDプレイヤー部>
読み取り方式非接触光学式読み取り(半導体レーザー) <CDプレイヤー部>
周波数特性4Hz〜20kHz(EIAJ) <CDプレイヤー部> HDCD対応デコーダ搭載
CDスロットインメカ定格消費電力 45W 最大外形寸法 横置き時 247(W)×96(H)×291(D)mm
縦置き時 96(W)×237(H)×291(D)mm質量 約4.5kg パソコンと接続 USBケーブルにて接続 付属品 USBケーブル、リモコン
AMループアンテナ、FM室内アンテナ*OP-VH7PCのみ
オーディオソフト「GEOBIT/SOUND by KENWOOD」
スピーカー 『LS-VH7』 形式 11cm2ウェイスピーカシステム 使用スピーカ 11cmコーン型ウーハー、2.5cm凹型ドームツィーター エンクロージャー バスレフ方式 最大入力 30W 定格入力 15W 最大外形寸法 150(W)×275(H)×277(D)mm 質量 質量:約4.0kg(1本) その他 防磁設計(EIAJ) 付属品 スピーカーコード(2m×2本) まずは,右のスペックをご覧いただきたい。当時のKENWOODの標準価格は,VH7PCが46,000円,LS-VH7が20,000円だ。どーです?
パソコンオタクの2ちゃんねらー達によれば,10万円のスピーカーに劣るとも勝らない音だとのこと。また,天才的な音楽評論家のスベタ・斉藤氏がほめたとか,ほめなかったとか。みけねこは,病気になっちゃった。
ネットで病気の原因を検索してみることにした。その結果,情報によると,SOTECのオンラインショップ(http://www.sotec.co.jp/direct/options/audio/op-vh7pc/index.html)では,『VH7PC』がさらに値下げされて,12,800円が9,800円になったそうな...よしっ。そこ,見てみよう。いえ。買おってワケじゃありませんヨ。
ナニナニ?なんですって?
「4/1。やっとこ完売しました。不良在庫がなくなってバンザーイ」と,あるではありませんか。ウヌヌ・・・
意地になって,あちこち,ネットを検索しまくる。一番期待していたガオックスめのネットショッピングのページにいくと,なぜか「エラー」。何回いってもエラー。このページ,ぶっ壊れてるじゃん。グヌヌ・・・
スリートップ・ソフトマップ・ツクネ電気・我コンハウス・はるばお〜・Y−ZONE・DOS/Vヘル・カネクレバリー・・・・どこにもないっ!ダク天で検索してもない。破格.comにもないっ!ネットの掲示板によると,ほんの1ヶ月くらい前までは潤沢だった在庫も,4月に入って,ついに切れちゃったののだ。これじゃ,ますます欲しくなっちゃうじゃないですか?仕方ないので,車で近くの病院に行くことにした。ワースト電気。イケズ電気。モーヤダ電気。なさそうなコジワ電気。期待薄のイシコロ電気。念のために,パソコン厨房・・・ナイナイナイ!恋じゃない♪ ナイナイナイ!VH7PCがない♪ ワーン。
がっくりうなだれて家に帰ってきたみけねこ。もう,日本全国どこにもないのだろうか?
あきらめの悪いみけねこは,さらに,ネットで検索の網を広げた。──ン?あったっ!あったぞー
デロデロ(http://dcc.deodeo.co.jp/dccs/store)だ。12,800円也。ちょっと高めだが,これ,買っちゃっていいでしょうか?ううっ。申し込みボタンを押したい押したい。
その時,みけねこはひらめいた!いつも,インターネットのセキュリティのレベルを「高」にしているのだが,これを「中」にしてみてはどうだろうか?・・・ビンゴ!
ガオックスのネットショッピングのページ(http://www.laox.co.jp/netshop/webshop/WspDefault.jsp)がアッサリ開いた。「売れ筋ランキング」の「スピーカ・アンプ」のトコ,一番上に載ってるるじゃん。お値段は,8,980円也。送料無料・・・買っちゃっていいよね?いや,買う!なんとしても買う!ガオー!ガオックス。というワケで,申し込んじゃったのでした。
8,980円+消費税449円=9,429円。グフフ...これで,いつものパソコンのビープ音も,きっと,心の琴線を揺さぶるような「ピー」ってすばらしい音になるに違いないですよね。
VH7PCが我が家にやってきた
右下は,タバコの箱
玄関の外から,「ニャーン」という小さな鳴き声が聞こえた...クロネコだ。
「サインお願いしまーす」ペタリ。しかし,なんて大きな箱だろう?14キロ近くあるんですよね。こりゃ,電車なんかじゃ持ち帰れないだろう。よっぽどずうずうしくないと。
二階に持ち上げて,さっそくセッティングを開始した。この瞬間が楽しいですよね?
箱の中身はこのとおり
SOTECのパソコン『AFiNA AV』の絵が描かれている箱には,小さく,「ソーテック AFiNA AVとの接続例です。その他パソコン製品との接続については対応しておりません」とシールが貼られている。もちろん,他のパソコンにも対応しているのは調査済みである。つまり,「SOTECは,他のパソコンとの接続は保証するのは ,とってもイヤです」との意味なのである。
箱の中は発泡スチロールと本体でギッチリ。かなり頑丈に梱包してあるようだ。まずは,箱から巨大スピーカーを取り出す。こんな高級そうなの,みけねこには初めて。次なるは,大きさの割に鉛の塊のようにクソ重いアンプ部。 カー,重〜い。そして,下の表にある付属品だ。
付属品
USBケーブル,リモコン+アルカリ乾電池×2,AMループアンテナ,FM室内アンテナ,FMアンテナアダプタ,スペーサー,取り換え用前脚×2,六角レンチ,スピーカーコード(2m×2),スピーカー用クッション×8 アンプ部の前脚×2は,既にアンプ部に取り付けてあった。縦置きの場合はこのままで良いが,横置きの場合は付属の六角レンチで取り付け換えればいいワケだ。でも,この縦型ということがカッコイイのです。まずは,パソコンのことは考えないで,セッティングしてみよう。
1.アンプ部とスピーカーをスピーカーコードで繋げる。+と−があるので注意が必要だ。
2.リモコンに電池を入れる。この電池,使用期限が2002年8月とある。歴史を感じるなァ。
3.アンプの電源コードをコンセントにぶち込む。
デバイスマネージャ
サウンドとマルチメディアのプロパティ
ふ〜。実に大変な作業であった(みけねこにとっては)。アンプは,スタンバイモードになっている。電源ボタンを入れて,最近お気に入りのCD「二人のアカボシ」をスロットに入れる。スルスル入っていった──フナフナ〜フナー♪
「なっなんて!すばらしい音の広がりなんだろう?この繊細さは!」
念のため,パソコンにつながっている今のスピーカー(2,980円)から同じ曲を聴いてみた──フナフナ〜フナー♪
「すっ素晴らしい!軽やかでいてそれでいて重厚だっ」
・・・というわけで,より音感に優れた彼女に聴いてもらうと,VH7PCの方がずっといいと言う。前のスピーカーは,平べったい音なんですって。
正面 裏面 次なるは,パソコンとセッティング。前のスピーカーをどかして,VH7PCを・・・でかいなぁ。ますます机の上が狭くなっちゃった。
最初は,テストとして,パソコン内蔵のサウンドカードから普通のスピーカーのようにVH7PCのAUX入力にケーブルを入れて,出力してみた──フナフナ〜フナー♪
「ウンウン。なんてまろやかな音だ。ワンダホー」そして,VH7PCの本領であるUSB出力に切り替える。やり方は,簡単。
1.SOTECのサイトから下のドライバをダウンロードし,展開しておく(Windows2000の場合,WinXP用ドライバをダウンロードすると良い)。
http://sotec.techsupport.co.jp/main_view.asp?num=333&tblname=COM_BOARD6
2.電源を入れたVH7PCとパソコンとをUSBケーブルでつなぐ。
3.ドライバのインストールが自動的に始まるので,さっき展開しておいたドライバの場所を指定する。すると,USBデバイスが「KENWOOD Audio Controller」となり,サウンドとマルチメディアのプロパティの優先するデバイスが「USBオーディオデバイス」になるのだ。なお,MIDI音楽の再生については,USB音源のハードウェアでは対応出来ないため,ソフトMIDIである「Microsoft GS Wavetable SW Synth」になるようだ。
(ただし,このSOTECのサイトのドライバを入れなくても,デバイスマネージャーのUSBのトコに「!」となるだけで,実は問題なく使えるらしい)
よっしゃ。さっそく聴いてみよ──フナフナ〜フナー♪「な・なんやっ。この音は・・・」
VH7PCより愛を込めて
「・・・まるで,ブタの鳴き声やねん」・・・じゃなかった。これはハシさんへの掲示板のレスだった。ホントは・・・
「・・・さっきの内蔵サウンドカードからの音とは別モンや!音の解像度がまるで違うねん。空間の中を音が踊っている...浪速の堕天使のように」
買って良かったゼ!
1.単体でも,CD,AM・FMラジオが聴ける。
2.アンプは縦置き横置き可能。アンプのディスプレィ部は,縦置き・横置きに自動的に対応する。
3.スロットインメカのCD部は,HDCD対応。(注1)
4.小出力では,A級アンプ。大出力ではAB級アンプとして動作。(注2)
5.パソコンとUSB接続することにより,USB音源として動作する。
*注1:HDCDとは,音楽情報が16ビットでエンコードされた通常のCDに対して20ビット相当の音楽情報量を有し,ダイナミック・レンジが広がったことにより,奥行き感・ヴォーカルや音楽の自然な音色を再現する。
*注2:オートピュアAモードにより,小出力ではA級,大出力ではAB級アンプと自動的に切り替わる。贅沢な回路といわれるA級は,入力信号に対して上半部と下半分を同じ動作をさせ,それを足し合わせることで出力信号を作る。そのため音の歪みのない高品位なサウンドを作るが,回路を省略したB級などと比べて電流を多く要し,大出力を得るのが困難である上,発熱の問題が常につきまとう。AB級は,音質のA級と出力のB級の特徴を組み合わせたものだが,A級ほどのサウンドクォリティは得られない。──と,「天使のように」は大げさだが,正直,オンボードの内蔵音源とは一線を画す。
最高級サウンドカードならともかく,1万を切るこの値段でスピーカー付きならば,C/P比は極めて高い。ごく控えめに表現するならば,100年分の耳クソがポロリと落ちた気分。今まで聴いていた音楽は,『音楽』じゃなかったんだ・・・あれは,『音』にすぎなかったんだなぁ。もちろん,上に書いた特徴のうち,VH7PCの最大の特徴は,「5」である。USB音源の場合,ディジタルであるため基本的に雑音はないのは,もちろんのこと,サウンドカードを購入する必要はまったくない。考えてみれば,これはとてもお得かもしれません。
ただ,公平を期すならば,お金をかければもっといい音楽環境はいくらでも手に入るのは確かだ。1万超のサウンドカード。数万円,いや十万円の防磁スピーカー,冷蔵庫くらいの大きさのアンプ・・・この世界は,とてもディープですからネ。『みけねこQUIZ!』
右上写真に,我が家の新旧二大サウンドシステムがありますが,VH7PCはどちらでしょう?
「アンプのでかさからして,向かって右だ〜!」・・・ブー。
2,980円の今までのスピーカーセットがなんと,ちゃっちく見えることか...アンプ部のデカサだけは,比べてみるとビックリなのですが。しかし,この2,980円のスピーカー。意外にいい音を出してくれたのですヨ。コチラのスピーカーは,サブマシンのおナース号に取り付けました。でも,玉突きで,今までおナース号で実にチープな音を出していたスピーカーは押入へ...しかし,VH7PCも欠点がないワケじゃない。
キショー
問題だゼ!1.A級アンプが故の発熱量に対応するため,ファン音がある(ただし,音は小さく気にならない)。
2.電源を落とすと,時計などの設定が消えるので,常にスタンバイモードでなければならない。
3.USB音源は,パソコンのCPUに負荷をかける。今のパソコンであれば何の問題もないが,昔のパソコンで重い処理をしながら音を出していると,音飛びがあるそうだ。
4.USB音源の特徴として,最初の一瞬の音が遅れる。これはVH7PCのせいと云うより,USBの仕様のようなもので仕方ないのだが,Windowsの操作音が変わってしま うかも。でもね...何より利点は,この金額でこの環境が得られるってコト。パソコンをやりながら,よき曲を聴けるのってなかなかいいではありませんか?(ちょうど今,BOSTONを聴きながらこれを書いているのです)
VH7PCは永遠に
そして,サイトのセッティングに,AMアンテナとFMアンテナをつないでっと。えーと。それから...
まず
すべき
こと?1.スピーカーの下に,前1枚,後ろ2枚と逆三角形に十円玉を三枚置く。(こうすると,よろしいんですって)
2.スピーカーのサランネットを外す。(こうすうと,音が籠もらないんですって。サランラップではない)
3.スピーカーのケーブルを,1m数千円のぶっといのに換える。(さらに音の分解能が増すんですって)
4.低音補正回路であるN.B.2を無効にする。(これ有効だと音がゴニョゴニョ歪むんですって)
オマケ
・PBモードにすると,パソコンの負荷が減るらしい。ここらへんから,みけねこにとって難しくなってきた。とりあえず,「1」番だけやってみた。ン?音が変わったかな?あんまり分からないゾヨ。まだ,耳クソが落ちきっていないのだろうか?分かった。十円玉ぽっちじゃダメなんだ。千円札を折り曲げて,スピーカーの下に敷いとこっと。
次に「2」番をやったら,ホコリが溜まるとの彼女の(とても現実的な)意見により,元に戻すことになっちゃった。3番と4番は,ネットでの情報だったのだが,このVH7PCを勧めてくださった平和迎賓館さまに教えてもらったところによると,太モモくらいの太さのスピーカーケーブルに換えても,「リンかけ2」の絶対音感をもつ河井響じゃないと違いが分からないでしょう。さて,VH7PC。ちょっと浮かれて褒めすぎだったでしょうか?
閉話休題。みけねこは,ここを読んで以来,SOTECがあんまり好きじゃないのだ→http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/8536/
SOTECの大赤字も,この姿勢なればさもありなんと納得してしまう・・・でも,VH7PCは,実質,KENWOOD製品なんですヨ。本体やスピーカーには,「KENWOOD」とか書いてあっても,「SOTEC」とは書いてないのだ。「AFINA」とはありますけど。
そして,本邦初公開。右写真がみけねこのCDコレクションである。さて──VH7PCで何を聴きましょうか?ジャーニーといきますか。さて,VH7PCで,これからすべきことは二つある。
●オーディオソフト「GEOBIT/SOUND by KENWOOD」探し
これは,「OP−VH7PC」に添付されていたユーティリティソフト。これをパソコンに導入すると,次のことが出来るようになる。
・電源のオンオフ,その他操作。
・CD,AM,FMの各種操作。
・別途オプションのカセットデッキ「X−VH7」とMDデッキ「DM−VH7P」の各種操作。MDデッキは,パソコン側からタイトル編集可。
最後のタイトル編集以外は,手を伸ばせば操作出来るし,実際必要なさそうー。しかも「DM-VH7PC」がないことには意味ないですし。しかし,チョッピリ欲しいキブン。
ただし,USB1.1がOHCIである場合は,GEOBITは使えないとの情報有。SISやALIマザーパソコンを持つ諸子は気をつけられたい。みけねこは,OHCIなんだよなァ。でも,USB2.0のマシンなら ば大丈夫のようだ。●幻の『DM-VH7PC』探し
MD−LP機能で,まさに,幻である。2ちゃんねらー達が必死に探し回っているため,手に入る可能性は極めて低い。はぐれメタルくらい出現率が低いのだ。ヤフーオークションで出品されることもあるが,定価29,800を遙かに越える驚愕のお値段。──カセットデッキは,今更いらないですよね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かくして,我が愛機『みけねこウルトラモンスターゴージャス号』の姿はこの通りとなった。さすがに19インチモニターの脇に置くと,小さく見える。これはとりあえず,スピーカーのサランネットを外した姿 (すぐまたくっつけちゃいました)。
さて・・・これから,ゆっくりとエージングをしましょうか。
かくして,我が愛機『みけねこウルトラモンスターゴージャス号』を起動す。
『ぴぽっ!』
オー!まるで,カラヤン指揮のウィーン・フィルみたいな音を出すじゃありませんか? この『ぴぽっ』音は・・・
(VH7PC編 完)