アトムの世界へ 1不定期日記より。2006年4月30日(日)にお出かけしたこと...
2006年5月1日(月) 東海テラパーク 上
営業時間 9:00〜16:30 休業日 無休(年末年始12/29〜1/3を除く) 入場料 無料 住 所 茨城県那珂郡東海村白方1-1、029-287-1252 交 通 JR常磐線東海駅から車で10分 駐車場 無料 16台 さて...子供を連れて無料で楽しめる施設。「パルパルのお気に入り」なるサイトでは、一見裕福そうに(見栄を張って)記述しているみけねこ家であるが、内情は火の車。そんなワケで、そういう場所を常に探し回っているのだ。
東海テラパークは、その名からしてお寺の霊園か何かだろうと思う人が大部分だろうが、実はちょっと違う。そうそう、チェルノブイリとか聞いたことありますよね?テラパークは原子力発電関係の施設であり、場所は、何年か前のJCO事故で一躍世界的に有名になった茨城県東海村、日本原子力発電株式会社の東海発電所第二発電所の敷地内にある原子力展示館だ。
国道245号を北上すると、まず右側に”サイクル機構東海アトムワールド”がある。無料だ。すぐに日本三大稲荷のひとつ村松虚空蔵村が、道の反対側にはあこぎな人が集まる阿漕が浦公園。さらにチョイと進むと、左側に”原子力科学館”が。ここも無料だ。さらにシツコク進むと、右側にここ、”げんでん東海テラパーク”に到着するわけだ。もちろん無料じゃ。
看板に従って国道を右折すると、バリケードが右と左に交互に設置され、蛇行運転を強いられる。正面に門には屈強な警備員が油断なく見張っていた。みけねこは、アルカイダと勘違いされないよう、そっと頭のターバンを外して窓を開けた。
「テラパークへですか?」と警備員さん。
「テ・テ・テロじゃなくてテラパークです」とみけねこ。
「左側へ進んでください」と警備員さん。
「あ・ありがとうございます。アッラーのご加護を」とみけねこ。
テラパーク
アリを見つけた
駐車場には、数台の車の先客。あまりPRをしていない(つまり知られていない)施設なのだが、思いがけず立派な建物である。巨大なこいのぼりが何匹も建物の屋根で踊っている。
クンクンが突然しゃがんだ。「ありさんっありさんっ」。クンクンはお出かけすると、いつだってアリを見つけるのである。2006年5月2日(火) 東海テラパーク 下
テラパーク内に入ると、クンクンは大はしゃぎ。まさか、クンクンがこんなに原子力問題について関心が深いとは知らなかった。
「おへやおへや」と言いながら、ギャラリーの部屋の椅子に座ってグルグル回ってみたり、こいのぼり制作コーナーに座って、人にこいのぼりを作らせたり(クンクンはちょっぴり色を塗っただけ)。
原子力展示ホールでは、クンクンは少し踊って、コンブの放射線量を測定した。
椅子をグルグル一周
”こいのぼり”作らされ
原子力展示ホール
こいのぼりをしっかり握って アトムガーデンへ サイエンスプレイランドの部屋から、奥庭となっているアトムガーデンへ。
まぶしい!
ジャングルジム(奧は砂場と滑り台)
じゃぶじゃぶ池
じゃぶじゃぶ池をじっと見つめて、ジャングルジムや滑り台で遊ぶ。
最後に展望台に登って(残念ながら展望台からは撮影禁止なのだ)、お土産にボールペンセットと、有機肥料一袋をいただいてテラパークを後にした。
連休の日曜日。テラパークには、数組のファミリーがいただけだった。もしここが行政の施設だったら、展示機械は予算不足で修理がままならず「調整中」の張り紙が貼られ、オンブズマンから「入館者もたいしていないのに税金の無駄遣い」と責め立てられるだろうが(それにしても、このたぐいの”無駄”な施設がなくなったら、世の親は困ってしまうのだ)、幸いここは民間施設。
会社が必要だと思えば、他から文句を言われる筋合いはない。存分に金をかけた広い館内にはちり一つなく、建物の外の草木も手入れが行き届いていた。
夏になったら、じゃぶじゃぶ池にまた来よう... h