不定期日記より。2007年4月22日(日)衝動買いしちゃった...

遅れてやってきたリブラー(最後のlibretto U100)

2007年4月22日(日) 衝動 Vol.001

 昔からみけねこは、ちっこいちっこいPCが大好きだった。sigmarionIIIThinkPad X21を買った経緯も、ネッコはそこにあったのである。

 愛機sigmarionIIIは、ハードとしてこれを越えるPDAは今なお存在せぬ名機ながらも、Microsoft Windows CEソフトがまるで出なかったため、メモ帳で日記を書くくらい(ヒ〜ン)しか活躍の場がなく、ThinkPad X21は、優れたキータッチと実用性はあったものの、普段からの持ち歩きマシンにするには、B5サイズはどうしても大き過ぎた。
 もちろん、librettoは昔から気になっていた。10年も前だっただろうか。隣の人が小さなグレーのWindowsマシンを取り出して、満足げな顔でネットに繋いでいるのを見かけたのは。たぶん、エロ画像でもダウンロードしていたに違いないが、みけねこの清らかな心は、ドス黒い嫉妬心でいっぱいになり、ついには殺意まで感じたものである...

 2005年4月29日、libretto U100発売。この時だって、ずいぶん丹念に紹介記事やら読んだものだった。でも、(当時の実売価格)24万円なんて大金、どうして工面することが出来ようか?いつものように思ったおである。次だ。次にしよう・・・しかし、U100の後継機種は待てど暮らせどついに出ず、いつしかU100が最後のlibretto(ラスリブ)と呼ばれるようになった。

 そして二年後の本日本夜、みけねこは、じゃんばらで、中古のLibretto U100/190DSWが117,800円で売られているのを見つけた。今を逃せば、永遠にリブラーにはなれないかも知れない。

>> 商品名 : TOSHIBA Libretto U100/190DSW
>> 程 度 : 中古
>> 備 考 : 欠品:安全にお使いいただくために
>> 付属品は
>> ○本体
>> ○DVDドック
>> ○ACアダプタ
>> ○電源コード
>> ○ミニRGBケーブル
>> ○フェライトコア
>> マニュアル類
>> ○さあ始めよう
>> ○応用にチャレンジ
>> ○困ったときは
>> ○保証書
>> ○エンドユーザー使用承諾契約書
>> ○ソフトウェアに関する注意事項
>> ○東芝PCサポートのご案内
>> ○海外保証のご案内
>> ○無線LANについて
>> ○無線LANご使用できる国・地域について
>> ○Buletoothについて
>> ○Buletoothご使用できる国・地域について
>> ○指紋センサと指紋認証について
>> ○NortonAntiVirus使用時のお願い
>> ○東芝製コンピュータで使われるソフトウェアのライセンス情報
>> ○リブレットDVDドックの取り付け取り外し方法と注意事項
>> ○LibrettoU100シリーズお使いの方へ
>> ○無線LANシール
>> ○Office2003パーソナル
>> ○OneNote2003
>> ○箱
>> 以上となります。
>>
>> 保証は初期不良のみ到着日を含む一ヶ月となります。
>> ドット欠けですが目視にて確認したところありませんでしたがドットが小さいた
>> め見逃しが有る場合がございます。
>> バッテリーですが極端な消耗、使えないなどはございません。
>> ドット欠け、バッテリーに関しては初期不良保証対象外となりますのでご了承願
>> います。
>> 単 価 : \117,800
>> 数 量 : 1
>> 価 格 : \117,800
>> ------------------------------------------------------------
>>
>> ============================================================
>> 送 料 : \1,050
>> 内 税 : \5,659
>> ============================================================
>> 合計金額 : \118,850

 libretto U100の中古市場価格は、13万〜14万(ドックなしなら10万)の高値安定であり、それを思えば安いのだ。

 しかし待て。「安全にお使いいただくために」が欠ですって?──肝心のこれがなければ お話にならないでしょう?これがないと、librettoiを安全に使えないことは必定じゃっ・・・と思った瞬間。みけねこの指は、勝手に動いたのである。「ぽちっ!

2007年4月28日(土) 歓喜 Vol.002

 ワ〜オ!やっちまったよ。イケナイ指。かくして、2007年4月5日。libretto U100は、我が家にやってきた。これで、みけねこも晴れて栄誉あるリブラーの仲間入りとなったのである!

 「リブラーの皆さんよろしくっ!」・・・・(しーん)・・・リブラーなんてもうとっくに絶滅しちゃったんでは?恐竜みたいに。

郵便ポストと比較。あっ箱が破けてるぅ

色はピュリティスノーホワイト

DVDドッグと並べて

ドッキング

 形はみけねこの好きな弁当箱。縦横のサイズと比して厚みを感じる。購入したU100/190DSWの天板の色はピュリティスノーホワイト。みけねこ的には、U100/190DSBのエターナルブルーの方が好みだが、中古一点限りでは選びようがな かった。しかし、ピュリティスノーホワイトも、使っているうちにだんだんと愛着が沸いてくることだろうと思う。
 210×165×33.4ミリのlibretto U100のサイズはさすが小さい。初代Libretto 20(210×115×34ミリ)と比べ、奥行きだけサイズが増しているのは、つきだしているバッテリーのせい。5.3時間の駆動時間を得るために6セルのバッテリーを採用したためと思えばやむを得ない。重量は999gと軽量だが、サイズが小さいためか 想像よりも重く感じる。リブレットDVDドッグはDVDスーパーマルチドライブ(DLは非対応)で、本体とUSB接続となるため、電源ONのまま着脱が可能。合計重量は1,449gとやはり軽い。
 モバイルノートの重要性は、大きさ>バッテリーの駆動時間>重量>その他モロモロであるから、ここらへんが 一番重要なところなのだ。

 sigmarionIIIlibretto U100ThinkPad X21と並べみた。X21だってモバイルの範疇に入るのだが・・・それにしても、sigmarionIIIの小ささが際だちますなァ。
 libretto U100を買ってしまったため、sigmarionIIIは26,000円で売られ、ThinkPad X21は彼女のマシンとなった(それまでの彼女のcelelon500MHzマシンは、ハードオフにジャンク同然の2千円で買い叩かれドナドナしていった 。ヒデー。こんなことなら、PC133の増設メモリやOFFICE2000のCDはせめて抜いておくんだった)。

 しかし、libretto U100なら、sigmarionIIIの携帯性とThinkPad X21の実用性を一台で併せ持つマシンのハズ。これ一台あれば・・・

2007年7月3日(火) 諸元 Vol.003

 更新がやけに遅いんじゃないかって?いーんです。だって、どうせ誰も見てくれないですし。

ラインナップ

libretto U100/190DSB libretto U100/190DSW libretto U100/190NLB、NLW
CPU 超低電圧版Pentium M 733-1.10GHz
メモリー PC2700-DDRSDRAM 256MB (最大1GB)
チップセット Intel 855GME
ディスプレイ 7.2型 ClearSuperView液晶(WXGA 1280x768ワイド)
グラフィックス Intel 855GME内蔵(ビデオRAMは最大64MB(メインメモリと共用)
サウンド AC’97準拠AC-Link接続サウンドシステム(16ビットステレオ)、ステレオスピーカ内蔵
HDD 60GB(1.8インチ)
ソフトウェア占有量 約7.05GB 約6.36GB
光学ドライブ リブレットDVDドック同梱(DVDスーパーマルチドライブ:DVD+R/RW 最大2.4倍速書き込み、DVD-R/RW 最大2倍速書き込み、DVD-RAM 最大2倍速書き換え、CD-R 最大24倍速書き込みなど) オプション
通信 無線:IEEE 802.11b/g、有線:10/100BASE-TX、Bluetooth 2.0+EDR、V.90 56kbpsモデム
I/O PCカード(TypeII)×1、SDメモリーカードスロット×1、USB 2.0×2、IEEE 1394、miniRGP(アナログディスプレイ出力)、ヘッドホン出力など
キーピッチ 85キー(OADG109Aキータイプ準拠)、キーピッチ:14mm、キーストローク:1.5mm
サイズ(W×D×H) 210×165×33.4mm(最薄部29.8mm)
リブレットDVDドック装着時:211×165×49.7mm(最薄部46.1mm)
210×165×33.4mm(最薄部29.8mm)
重量 約999g(本体+標準バッテリパック時)
約1499g(リブレットDVDドック装着時)
約999g(本体+標準バッテリパック時)
バッテリー駆動時間 約5.3時間(JEITA測定法1.0)
バッテリー充電時間 標準バッテリパック装着時:約3.0時間(電源OFF時)/約3.0〜8.5時間(電源ON時)
OS Windows XP Home Edition SP2
Officeソフト Office Personal Edition 2003(SP1適用済み)
Microsoft® Office OneNote® 2003(SP1適用済み)
Microsoft® Office OneNote® 2003(SP1適用済み)
発売日 2005年4月29日 2005年5月上旬
当初発売価格 24万円前後 19万円前後

 DSB/DSWがDVDドック+Officeソフト付き。NLB/NLWがそれなし。色の違いと併せて合計4種類となる。 リブレットDVDドック(PA3433U-1DV2)は東芝ダイレクトPC価格で39,900円(しかも今や完売)だから、当時としても、後から買い足すことはいささかの熟考を要しただろう。

 今となっては、買い足すこともさらに容易ではないが。

2007年8月1日(水) インプレ Vol.004

 さて、発売後三年経っている(前回更新より1ヶ月経っている)このU100。今更ながらのファーストインプレッションを。

1.  LEDバックライト採用ClearSuperView液晶は非常に美しいが、7.2インチ ・1,280×768ドット(ドットピッチは0.123mm)はあまりに精細。もちろんモバイルマシンとしては褒めるべきだ。IEやOFFICEなら、表示フォントを「Fn」キーと「1」で小、「2」で大と切り替えるSmoothView機能 と、さらに「Fn」キーと「スペース」キーで3段階に変える方法が使える。後者の場合、ワイド液晶故に全般に横長となるのは仕方なし。
2.  キーピッチは13.5〜14mmと小さい。慣れの問題だろうが、完全にブラインドタッチが出来るまでには時間がかかりそうではあるが、ギリギリでもブラインドタッチが可能なモバイルという 点でlibretto U100の存在意義がある。
 しかし、キーがsigmarionIIIより打ちづらいのは、面取りしていないせいと、キーの形がやけに横長なのが気になるところだ。
3.  パームレスト部分にあるアキュポイントは正直操作しづらい。タッチパットにするか、ThinkPadのトラックポイントのようにキーボードの真ん中(GとHの間)にあれば良かった と思う。液晶解像度が高いと、ポインティングも精細な操作が要求されるのだ。
4.  指紋センサーは、起動時にパスワードを入力する作業よりも手軽で、さらには盗まれやすいモバイルノートには必要なものだろう。センサーで上下のスクロールが出来ること はなかなか良。
5.  999gの重さはやっぱりズッシリ。膝の上より机の上に置きたくなる。思うに、飛び出た3,400mAh(4セル)のバッテリーがやっぱり重いのだ。

 まずすべきこと...libretto U100はWindowsXPマシンにもかかわらず、搭載メモリが標準で256MBとケチケチである。これでは、ちょっと重い処理をしたら(例えば、メモ帳を開いたらとか)あっという間にHDDにスワップを始めるは必定。さっそく増設ということになるが、メモリスロットが一つしかないlibretto U100にとっては、表現的に増設というより交換だろう。
 裏側真ん中のネジ蓋を取って、256MBのメモリを抜いて、準備しておいた512MBのPC2700メモリに交換する。libretto U100は1GまでOKだが、512Mで6K、1Gでは12Kくらいはするので、まあ・・・このくらいにしましょう。なお、純正の1Gは東芝ダイレクト価格で63,000円ですって。ヒイー信じられない・・・でも、libretto U100のメモリは一般的な200pinノート用の汎用品が使えることだけは、評価できる。

 さて、元の256メモリをバキッと割ってゴミ箱にポイした次は・・・どうしても予備バッテリーでしょう。この性格のモバイルには必要不可欠だ。
 純正(PA3442U-1BRS)は、東芝ダイレクト価格で12,600円。メモリと比べて安い部類だが、やはりお金がもったいなくなって、ROWAの互換バッテリー(PABAS062)にした。交互に交換しつつ使い切って充電といこう。
 なお、純正(中古)もROWAも、省電力初期状態では、100%充電でも3時間半くらいしか持たないようだ。カタログ値の5.3時間というのは省電力を最大にした場合なのだろうか?

 

(続く...)


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