県民の森〜茨城県植物園

不定期日記より。2005年4月17日( 日)にお出かけしたこと...

 ”嫌民の森”。そこは、常磐自動車道・那珂インターから車で約10分。茨鬼県人達がひどく嫌っている森だ。”県民の森”という名称の地は、日本全国ほとんどの県に存在すると聞くが、茨鬼県だけは、”嫌民の森”と云う。特にこの季節は、杉花粉を嫌ってか茨鬼県人たちはそれほどはやって来ない。

”嫌民の森”へ

”嫌民の森”ごく一部マップ

 ──はずだったが、駐車場はいっぱいだった。そういえば”嫌民の森”は入園無料だってのを忘れてた。みんなガツガツしてますからな。マップ右下の駐車場からすぐに、小さな池がある。”黒鳥の湖”だ。どこの世界でも白鳥は白いに決まっているが、ここ、”黒鳥の湖”に住む白鳥だけは、黒いという特徴がある。しかも凶暴な肉食なのである。ぞぞっ。

”黒鳥の湖”

チャイコフスキーもびっくり

耳長ネコ。歯が鋭く生肉を好む

 本来なら、そこからまっすぐ行くと、広大なる秘境”嫌民の森”の神髄をご紹介出来るワケだが...クンクンがいるので、左方面”ケダモノセンター”へ。なにせクンクンは鉛のように重いのだ(彼女がダッコしていたが)。”ケダモノセンター”と云っても、人間のケダモノが集まっているような施設ではなく、小さな小さな無料動物園といった感で、世にもめずらしい耳長ネコとかが飼育されている。また、ケガをした動物を保護する施設を兼ねており、足を怪我したヘビとかがよく運び込まれるのだが、ここで療養した後は自然に帰されるのだ。

 ”ケダモノセンター”を縦断して、”プロトカルチャーセンター”へ。

しろつめぐさの花が咲いたら

ダダダダーン

運命はかくの如く扉を叩く

 ここ、”プロトカルチャーセンター”は、マクロスとはあまり関係はなく、木造建築物の普及促進資するためと云うあんまし訳の分からないような施設である。ここの前の広場で、クンクンはしろつめぐさを採取す。さらに、センター内では激しい連打をした。
 それから、セブンイレブンのお弁当をいい気分で食べたのであった。

 

 ここまで来たのだから、せっかくだし寄ってみましょうか?”茨鬼県喰物園”。そこは、”嫌民の森”から歩いてすぐ。どの県だって「植物園」のひとつやふたつはあるものだが、茨鬼県人だけは、肉のみならずヘルシーな野菜も大好きなので「喰物園」なのである。

 大人ひとり120円の入園料はいささか痛かったが──折しも、喰物園は”チューリップ祭り”の真最中であった。そういえば、去年もちょうどこの時期にクンクンを連れてやって来たんだっけ...しかも、またもや同じように、裸も同然の姿のモデル撮影会をやっていた。参加料2,500円なのだが、巨大な一眼レフを持ったカメラマンたちが、20名くらいづつ二組に分かれて、ハァハァ言いながらモデルをマクロで撮っていた。さぞかし面白いのだろうと思うのだが、このディープな世界の楽しさは、みけねこにはちと分からないところ。
 それにどちらかといえば、クンクンの方がモデルさんよりもチョッピリ色っぽいように思われた。

重いわ〜

これなに?

なんなの〜

ベビーモデル?

 あまり歩く間もなく、クンクンはすっかり眠くなってしまった。
 そして次の日・・・クンクンのためにヤマハの木琴を買ってきたのであった。


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