国営ひたち海浜公園3 「あずさ2号」来る!

不定期日記より。2005年3月26日(土)にお出かけしたこと...

 

2005年3月26日(土) 国営ひたち海浜公園3 「あずさ2号」来る! 上

 その日。鹿島灘を臨む、とある海辺の寒村・ぴたちかな市は、密やかな熱狂につつまれていた。

 「来る!」
 「狩人が」
 「8時ちょうどのフレッシュひたち2号に乗って」

国営ひたち海浜公園 西口エリアマップ

 国営ひたち海浜公園に、あの大スター(と云っても、にしきのあきらなどの二線級ではない)が遙々コンサートにやって来るのである。かつて、ぴたちなか市が誇る木造モルタル造りのぴたちかな文化会館において、「城みちる」や「ガダルカナル・タカ」などの一流アーティストなどが訪れたことは今までにもあった。
 しかし、このような全国的なスターがやって来たことはついぞなかったことなのだ。国営ひたち海浜公園が、国の威信をかけた『スイセンファンタジー10thアニバーサリーコンサート』として、かの大スターをわざわざ招聘し、なんと無料(入園料だけ)で見ることが出来るのだ。クワッ!
 もちろん我々(みけねこ&彼女&クンクン)も、張り切って行くこととなった。クンクンなどは興奮の余り、朝7時前に目が覚めちゃって、みけねこ達をたたき起こしたくらいである。

 12:00。ジョイフルトヨタ駐車場のハジッコに(駐車場係の人に見つからないように)こっそりパルパル号を駐める。ここからベビーカーを押して海浜公園まで歩いていこうってワケ。決して、国営ひたち海浜公園の駐車料金510円が惜しかったからではありませんぞ。大混雑で駐車場に入れない事態を恐れたが故である。おそらく、市内いや、県内どころか関東各都県から熱心なファンが殺到するのは容易に想像出来るからね。

 ベビーカーをゴロゴロゴロ・・・午前中は晴れていたのだが、次第に雲が多くなってきた。風がやけに強い。ちと寒いですな。

クンクンは大はしゃぎだったが

西口駐車場は...ガンラガラ

西口ゲートへゴーロゴロ

 クンクンはその風が面白いとはしゃいでいた...そこから見える西口駐車場は上の写真のとおりであり、思ったほどには混んでいなかった。フム。これは、考えてみれば理屈に合っている。大渋滞を予想した来場者達が皆、電車やバスを利用するってのは当然の行動であろう。
 ベビーカーで15分ほどで西口ゲートへ。もう、みんなステージに詰めかけているらしく、人影はほとんどなかった。さっそく、大人二人(@400)円の入園料を払って、ゲートの中へ!
 クンクンは「ムキャー」と叫んだ。

2005年3月27日(日) 国営ひたち海浜公園3 「あずさ2号」来る! 中

クンクンと記念撮影をしておこう

水のステージ

 入場したところで、いつものように記念撮影。この奥の階段を下りたところがコンサートが行われる”水のステージ”だ。
 設置された看板には、本日が「狩人」。明日は「ビリー・バンバン」がやってくるとある。ビリー・バンバンといえば、”白いブランコ”で大ヒットしたデュオである。あの歌・・・皆さんは覚えているかしら?あの白いブランコの曲を。みけねこはおおむね忘れ果てているが。
 我々は、前の方の階段に座った。空の色は明るくなってきたが、風が冷たいなぁ。ブルブル。
 「録音・ビデオ撮影はご遠慮ください。前に出てのカメラ撮影もご遠慮ください」──どうやらカメラはいいみたいですね。そして・・・

 13:00。狩人、登場。ソックリさんじゃなくて、本物だァ!あの懐かしの昭和の名曲の番組で見た”狩人”その人である。1万人を収容できるこの広場の約150名の大観衆は絶叫した。「ウンギヤ〜」「あずさ2号やれ〜」
 まずは、聴いたことのない曲を数曲。
 それから、サイモン&ガーファンクルを3曲。
 昭和の歌のメドレーで、最新のヒットポップスを交互に歌う。例えば、鳥羽一郎の「兄弟船」とか。
 強風が狩人の後ろから吹き付けて、水しぶきをかぶっている二人だが、手を抜かない。狩人の兄弟の年齢はもう50近いはずなのなのに、トークも楽しく、声帯も歌唱力もいささかも衰えておらぬ。老婆のようなガラガラ声になってしまったセーコちゃんとは大違いなのだ。パラパラしかいない客の間を子供らは走り回り、いつもはお昼寝タイムのクンクンまでもがむずがりだした。やっべー。
 そして、愛知万博テーマ曲「ブルボン・ムッシュムラム〜ラ(でしたっけ?)」
 新曲のド演歌。
 いよいよ、狩人のデビュー曲「あずさ2号」・・・うっ。やっぱ感動的に上手い!名曲はいつまで経っても名曲なのだ。
 ラストは、アキナちゃんのカバー。
 あずさ2号は聴いちゃったし、これで終わったっぺ。寒かったっぺと、みんな席を立ちだした。田舎の人らは知らないのだ。都会風の垢抜けた一部の観客が拍手。パラパラとした拍手なのに、二人はちゃんとステージに戻ってきてくれた。
 アンコールは、「世界にひとつだけの花」──云うまでもないが、スマッピよりかなり上手かった。

 このようにして、約45分間のコンサートは終わった。観客はまばらで、適当にブラブラ歩き回っていたりして、ちょっと申し訳なかったが...狩人はすばらしかった。いや、実はあまり期待しないで(話のネタのつもりぐらいで)見に行ったのだが、折りをただして聴くべきコンサートだった。たった400円の入場料だったけど、その十倍払っても惜しくないと思ったのである。

2005年3月28日( 月) 国営ひたち海浜公園3 「あずさ2号」来る! 下

 コンサートが終わる頃には、クンクンはベビーカーでぐっすりと寝いってしまっていた。今朝起きるのが早かったからなぁ?せっかくだから園内を少し散策してみよう。
 コンサートの時にあんなに吹き荒れた風も止んで、少しずつ暖かくなってきた。

草原エリア

プレジャーガーデン

ポピー

シロくてもクロッカス

紫なのにクロッカス

プリンセス・キコ

・草原エリアへ。なんて寂しいんでしょ?
・プレジャーガーデンへ。もっとも混雑するエリアのハズなのだが、人影まばらだった。
・道ばたにポピーが咲いていた。すんげぇ!花もあんまり咲いていないここでは非常に貴重な発見だ。
・黒くないクロッカスである。
・これまた黒くないクロッカス。花の写真を撮る時は、後ろはボケさせねばならぬと主張する人が多いので、みけねこも試してみたのだ。
・スイセンの新品種「プリンセス・キコ」である。プリンセス・テンコーにちなんで名付けられた(と思う)。

 まだ花が咲く時期には早いのは分かるけど...それにしてもこの公園。だだっ広いだけで、全然咲いておりませんね。 狩人のコンサートがなければ400円の入園料を惜しんだところだろう。本日、お勧めの「スイセン・ファンタジー」もほんの一部のちっちゃな区画に黄色くチンマリ咲いている。その場所でクンクンの目が覚めた。フニャ〜
 では。また来月。ネモフィラの花が青く鮮やかに咲き誇る頃、また来るとしよう。その頃にはチューリップも咲き誇っているだろう。

2005年4月29日(金) 国営ひたち海浜公園3.5 「みどりの日は真夏日」

 今日はみどりの日。今の君はピカピカに光って♪
 昔は、確か天皇誕生日だったっけ...それがなぜ宮崎みどりの日となったかは、みけねこにも分からないことだ。しかし、このみどりの日は、国営ひたち海浜公園の入園無料となるのだけは分かっている。見よ!

国営ひたち海浜公園 その2 2004年4月29日(木)の記録
国営ひたち海浜公園 その1 2002年4月29日(月)の記録

 それにしても、なぜ2003年は抜かしちゃったんでしょうね?こういう時は不定期日記バックナンバーだ・・・れれ?2003年4月27日〜5月3日まで抜けてるじゃん?天地がひっくり返った日にだけしか不定期日記を休まないことにしているのに。

 あまりの暑さにクンクンは大の不機嫌。さんざん、「ニーンニーン」と泣いて、ご飯(メロンパン)を食べた。”みはらしの丘”に行く途中で、クンクンはいつの間にか寝ていた。せっかく、今年こそネモフィラの真っ青を見せようと思ったのに。

チューリップガーデン

チューリップの絨毯

一応、こういうのもね

今年のネモフィラはまばらっぽい

 

 

国営ひたち海浜公園 その4 2005年10月23日(日)の記録へ
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