アトムの世界へ 3不定期日記より。2006年5月14日(日)にお出かけしたこと...
2006年6月2日(金) 原子力科学館 上
営業時間 9:00〜16:00 休業日 月曜(祝日の場合は翌日)
(年末年始12/29〜1/3を除く)入場料 無料 住 所 茨城県那珂郡東海村村松225-2
029-282-3111交 通 JR常磐線東海駅から車で10分 駐車場 無料20台 東海テラパーク、アトムワールドで原子力の偉大さを学んだクンクン。ここまでくれば、東海村の原子力三館訪問の掉尾を飾るべく最後の原子力科学館に行かないワケにもいくまい。
原子力科学館
ネーミングで内容が一番分かりやすい原子力科学館は、東海テラパークとアトムワールドのほぼ中間地点に位置し、建物も国道沿いの分かりやすい場所にある。運営は(社)茨城原子力協議会。原子力関係企業と地元自治体が共同で、原子力の安全のPRをしようって組織なのだ。
広い駐車場から建物の入口には、不気味なせむしの石人形が並ぶ。おそらくこれは、強力な放射能により畸形となった人々を表現したものであろうと思ったら、実はこうだった。『明日の歩み・群像』というもので、今日と未来の人間活動を支えるエネルギー源である原子力の平和利用への期待感、親近感、それを可能とする豊かな想像力を表したものであるらしい。
なるほど・・・そう言われると、そんな気もする。原子力の明るい豊かな未来、万歳!向学心に燃えたクンクンは、そんな不気味な石人形には目もくれずに、いちもくさんに入口へ。
原子力科学館は、原子力三館の中では一番生真面目(科学的)であり、子供向けという点では,他の二館に劣る感じだ。受付で、お姉さんの説明(霧箱というものがあるとか)を聞いていると、クンクンは大好きな階段をめざとくメッケて、「かいだんっかいだんっ」と叫んだ。これがクンクンのお楽しみなのである。
では、順路ではないが、二階から。ここの展示は放射能利用企画展だった。広々としていいスペースだ。クンクンは立ち入り禁止のところを四つん這いで侵入し、大喜び。
こらこら!
ボタン押すと面白〜い
カチャカチャ ビデオを見たり そして階段へ。一階は、迷路のようにいろいろな展示機械やパネルがゾックリと並ぶ。面白ーい。例の霧箱とは、地上に降り注ぐ放射線を見ることが出来る箱だった。
2006年6月9日(金) 原子力科学館 下
一階へ
ヒゲのオッサンと不気味なせむし像
ここのマスコットキャラクターはヒゲのオッサン。善良な国民を小馬鹿にしたようにご丁寧に舌まで出している・・・と、プロ市民達は言うかも知れないが、もちろんアインシュタインである。
アインシュタインに見送られて、外に出ると、さほど時間が経過していないのに気づく。
ここ原子力科学館は、原子力三館の中では最も小さいのだ。原子なだけに──と、正面右手に、別館をメッケた。行ってみよう!別館の展示室は、たったの一部屋だけだが,ちょっとゲームセンターの趣がある。クンクンはさっそく悪いことをしようと部屋の中を探検した。
その展示室のそのまた一角が、JCO臨界事故の展示となっていた。皆さんはJCOをご存じだろうか?もちろん、日本オリンピック委員会である。1999年9月30日。ウランをバケツに入れてホイホイ運んでいた作業員さん達。そこに核分裂連鎖反応が起こり、20時間にも渡って恐ろしい中性子線及びガンマ線が放出されたのであった。その実物大の模型は、思ったより本当に小さいものだった。バケツを持った作業員さんがこの階段を上って・・・と感慨にふけっていたら、作業員ならぬクンクンが階段を上ろうとしていた。こらこらっ!
ン?
ンションショ
へへー(最初から繰返し) こらこら! これにて、原子力施設三館の一連の訪問記はオシマイ。休日のクンクンの連れていく場所として、このシリーズ非常にありがたかった。本人も大変喜んでいましたし。
さて。次は、どこに行けばいいのでしょうね...悩むなァ。