荒らしがやって来た!
−ぱる掲示板異常あり−

不定期日記より。2002年4月16日(金) 掲示板荒らしがやって来たこと...

 

2004年4月16日(金) 嵐がやって来た!

 残業で疲れはしたものの,今日はなんと言っても金曜日。4月からの異動で未だ慣れぬ仕事に肩はどんより凝っているが,足取りはやや軽く・・・。我が家に帰って,ぱる掲示板を見たら,今までになく元気ではありませんか。うーむ。かくもマイナーでアクセス少なき個人ページなのに,アラシの書き込み(2ちゃんあたりの経由かな?)とは,いよいよパルパルもメジャーの仲間入りであろうか...(今までは単発では何回かありましたけどね)

 ・・・と,嬉しくなって,一瞬にんまりしかけたみけねこであったが,しかしなぁ。いかなる議論でも受けて立つぱる掲示板だが,ひとつだけ不寛容なものがなる。それは,マナー。みけねこ自身はアラシなんか気にしないけど,webマスターとして,掲示板という社交場に来てくださる(アラシ以外の)方々を不快にさせるわけにはいかない。アラシの千件のアクセス数より一件の真面目な読者のアクセス数こそ大切に大切にしなければ。
 ──というわけで,管理者たる権限にてバッサリ削除しました。

 ホントは,ほっとくのがいいんですけどね。アラシって,削除したりするとすぐ逆ギレするからなぁ。しかも,アラシの正体は概ね中高生のガキンチョだから,どうしようもなくヒマですし。夜の一時しか時間をつくれない社会人には対抗できないのだ。それがいやになってページを閉じてしまったHPをいくつも知っている。

 ま,どうしようもなくなれば,ぱる掲示板を外しちゃえばいいだけの話ですね。

2004年4月19日(月) ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た 一1

 またまた,ぱる掲示板にアラシがやってきました。やれやれ...

 今度はこんな具合です。

 さて。自動登録型のエロ広告との可能性も考えたのですが,十分〜二十分間隔で書き込まれ続け,広告としての要をなさないこと,また,金曜日以降の掲示板の状況から判断すると,偶然とするより,やはりアラシの仕業ではないかと思われます。
 ほっておこうかとも思いましたが,ぱる掲示板は,プロバイダのサーバースペースに書き込まれるタイプですので,何夜かやられると,サーバー容量が心配になることから,しばらく様子をみていたのですが,止まらないため,やむなく,ぱる掲示板をしばし閉鎖することとしました。皆様には,大変ご迷惑をおかけします。

 人に迷惑をかけてウハウハと喜ぶのがアラシですが,まあ。考えてみれば,みじめなことではありますまいか...

2004年4月20日(火) ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た −2

 掲示板自動書き込みソフトというものがある。これを使うと,「あたし朱美。あたしの恥ずかしいトコ全部見せちゃう。あたしのページに来てね!ホホホ」とかいうカキコを多くの掲示板に一気にばら撒くことができるのだ。もちろんその掲示板を見た人は,「ウヒヒ!恥ずかしいトコってどこだろ?ホホホって,上品な笑い方だなぁ」と,そのページにいって,ヘンなボタンをクリックしちゃったりするワケだ。

 こういう宣伝行為は,その掲示板の管理者にとっても訪問者にとっても迷惑なもの。最近では,よく「宣伝行為は禁じます」とルールが書かれた掲示板を見かけますよね。むろんのこと,そんなところに邪魔かしい宣伝を書き込むのは,違法となる。しかし,「何でも書き込んでください」と書いてある掲示板なら書き込んでいいかというと,これまたダメである。一般社会と同様にネットの中にだって,常識という暗黙のルールが存在する。掲示板は,人と人とのコミュニケーション・語らいの場である。ここに無機質な宣伝カキコが多量に出現したらどうなるだろうか?和気藹々とした雰囲気は消え失せ,コミュニケーションの場は無惨にも破壊されるのだ。

 この掲示板自動書き込みソフトは,迷惑業者だけでなく,悪意あるアラシの必須アイテムなのである。(続く)

2004年4月21日(水) ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た −3

 なぜ,アラシは荒らすのか?答えを出すのはなかなか難しい。
 インターネットの匿名性は,言うまでもなく,もちろんだ。身元を明かした現実世界では出来ないことであっても,匿名ならば精神的抵抗が少なくて済む。しかしこれはその答えにはならない。匿名だからアラシになれる人間は,ごくごく一部の人間でしかないからだ。

 アラシにその問いをしてみたらどうだろう?

 ・・・何らかの言葉が気に入らなかったから。学校などでイジメやいやな思いをしてその憂さ晴らしに。優れたものに対する嫉妬心から。相手をからかって怒らせるのが楽しいから。管理人に削除されたのが気に入らないから。ただただ愉快だから・・・

 実は,多くのアラシはその特徴として論理的な反論をしない。それは,アラシ自身にとっても,自分が荒らすという行動に対し,論理的な説明をつけることが出来ないからだ。なぜか。
 なぜなら,アラシの真の原因は,外的要因にあるからではなく,アラシ本人自身に内在するものだからである。それは精神的な問題,又はその未熟さである。いつかは成長して自分の行動を振り返る時が来るのかとは期待したい──とは言っても,何年かかるか分からないアラシの社会的成熟など悠長に待っていられないわけだが。

 アラシに対し説得しようとするのは無意味である。そもそも,自己反省出来る人や他人の状況に身を置くことが出来る人間ならば,アラシなど最初からしないからだ。単に開き直るだけである。

2004年4月22日(木) ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た −4

 アラシ──定義してみた。

 『自らの負の感情に基づき,他のコミュニティの判断・基準に反した迷惑行為を為し,コミュニティを破壊しようとすること又はその行為者』

 ぱる掲示板荒らしシリーズは,あと二話か三話を予定していますが,今日はこれだけとします。後でまとめてコンテンツとするつもり。今回の事件は,アラシについて考えるいいきっかけとなりました。

 書きたいことは何故か(みけねこにはめずらしく)多いが,最近,帰宅時間が遅めでなかなか時間が取れません。クンクンお風呂事件。夜間緊急事件。大停電事件。アッチッチ事件。植物園後編。

 アクセスカウンターがまた壊れたので修正す(最近多いなぁ)。本日の分はゼロクリアとなってしまった。
 なぜかパルパルに
http://ime.nu/www.hi-ho.ne.jp/mnoriko/からのアクセスが定常的にあり,これがどうにも気になってしまう。

2004年4月26日(月) ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た −5

 アラシに対する対策の一方として,技術的には,プロキシ経由のものや連続投稿の禁止。パスワードによる入室制限などが考えられる。面倒ですけど,チョイチョイとCGIをいじくって...
 しかしながら,アラシには絶対間違いなしの共通点がひとつある。それはドヒマだってこと。そりゃそうですよね〜。仕事で忙しい人はアラシなんか100%やりませんもの。
 人間暇だとロクなことを考えないのは世界の真理であり,ウィルス作者なども同じだと思うが,暇で暇でしょうがないアラシは,そのヒマにあかせてさまざまな技術・手段を習得・駆使して荒らしを続行する。そして,我々普通の社会人は,アラシ対策などにかける時間なぞないんですよね。それに,制限を設けることは,プロキシ経由などの一般の訪問者の方まで弾くことにもなりかねず,管理者としては,よくよく最後の手段だと考えたいところだ。
 
 では,Webマスターは,どのようにHPを管理すべきなのだろうか。あるアラシ対策のページには,こういう風に書いてあった。

・問題となりそうな話題は避ける。
・書く言葉は慎重に。
・議論は避け反論しない。

 フムフム・・・確かに理にはかなっておりますな。「お天気の話題だけのページ」とかいいかもしれません。あんまりもめそうもないですし。
 しかし。そんなページを作ってみて,或いは,見に行って面白いものなんですかねぇ〜。(続く)

2004年5月3日(月)  ぱる掲示板異常あり! 荒らしがやって来た −6

 (なんだか,時間をおきすぎて,全然まとまらなくなっちゃいました。当初の構想は,我ながらどうするつもりだったんでしたっけ?ううーん。)

 Webマスター。管理人には責務がある。

 管理人は,自分の掲示板について,法律やプロバイダの規約等に違反しない範囲で,自由気儘に掲示板を運営する権限がある。自分勝手な規制を押しつけてもいいし,いかなる強権を行使してもかまわない。
 「インターネットで公開してるから何を書いたっていいだろ」あるアラシが前にこう書いた。
 公園は万人に開放されている。しかしだからと云って,公園をゴミ捨て場にしたり,遊具を破壊したり,バカみたいな大声で騒いだり,他の公園に来る人に迷惑をかけていいわけがない。良識を持って行動すべきであるし,それは当然に期待されているのだ。公立の公園ではなく私立の公園に当たる掲示板ならどう思う──?
 「インターネットで公開してるから何を書いたっていいだろ」こんなセリフは,「アホちゃいまんねんパーでんねん」と同じくらいの論理性しかない。
 
 もちろん,いろいろな管理人がいる。まったく管理しない管理人から,とんでもない管理人までいろいろいるだろう。
 しかし,掲示板を設置した者には責務がある・・・そう思うのだ。その責務とは,コミュニティの場を維持すること。みけねこは,楽しい情報交換の場を作りたいと思っている。そのための管理人の権限は絶対であり,それを自由に行使することが出来る。しかし,自由あるところには責務がある。権利あるところには必ず義務があるように。

 アラシがやって来て,そして去っていった。
 ぱる掲示板はまた平和に戻った。しかし,またいつか来るだろう...それは今夜かも知れない。

 もしかしたら,今度はあなたの掲示板にかもしれません。


 へ戻る